サイト管理人をしている歯科衛生士のシホと申します。
このサイトでは、
- 歯が黄色くなるのはなぜ?
- 歯を白くする方法ってどんなものがあるの?
- 歯医者のホワイトニングって安全なの?いくらかかるの?
- 自宅で手軽に歯を美白する方法は?
といった歯のホワイトニングに関する疑問を解決できる情報をお届けしています。
歯が黄色い、茶色い、黒いとお悩みの人に役に立てばと思ってサイトを作っています。
ここ数年、歯のホワイトニングはとても身近になり、私が働く歯科医院でもホワイトニング相談に来る人が増えています。
ただ、もちろん歯医者さんもビジネスです。歯医者で働いていると仕事上では、歯医者のホワイトニングをオススメします。
でも本音を言うと、安易に歯科医のホワイトニングを受けないで欲しいのです。
永久歯は一本しか生えない一生モノ。
だからこそ、色々なホワイトニングのメリット・デメリットを理解した上で、安全なホワイトニングを利用してほしい。
そんな想いでこのサイトでは、
20年近く複数の歯医者で働いてきたからこそ分かるホワイトニングの実情を解説していきます。
まず知ってほしい。もともと歯は少し黄色いもの
まずホワイトニングを検討する前に理解してほしいのは、歯は元々生まれつき少し黄色いということです。
歯の構造は上図のように外側からエナメル質・象牙質・神経と層になって出来ています。
エナメル質は白く半透明で、象牙質は黄色っぽい色をしています。
歯は、半透明なエナメル質に透けて象牙質の色が見えているので、元々真っ白ではなく若干クリーム色っぽく見えるのが普通ということです。
そして象牙質の色の濃さとエナメル質の厚さは個人差があるので、生まれつきの歯の色にも個人差があります。
歯医者で使用するシェードガイドで見ると、A2~A3の間が日本人の平均的な歯の色と言われています。
A3.5など右側の歯の色になっている場合には歯の黄ばみ・着色が起こっていることになります。
シェードガイドでの日本人平均の左側あたりまでは白く戻すことが出来るということですね。
それよりもさらに左側まで真っ白にしたい場合には、歯医者のホワイトニング(漂白)に何度も通うことが必要になります。
A1~A1.5とかまで白くすると「白すぎて不自然」って言われるような感じになるので、その点は注意ですよ。
欧米人・黒人に比べて日本人は歯が弱く黄色い
ちなみに、
欧米人や黒人の歯が白いのはなんで?
という質問をされる方が多いのですが、これは日本人(モンゴロイド)に比べて欧米人(コーカソイド)・黒人(ネグロイド)はエナメル質が分厚い傾向があるからです。
生まれつきエナメル質が分厚いくて象牙質の黄色っぽさが見えづらいので、日本人に比べて歯が白く見える人が多いのです。
歯が黄色くなる着色原因
様々な着色料や食材があふれる現代では、ほとんどの人は少なからず歯の着色が起きているでしょう。
歯の着色とは「歯のエナメル質に色素成分が沈着すること」です。
もう少し詳しく言うと、
食べ物や飲料によって酸性になることで歯は脱灰というエナメル質が溶ける状態になります。
唾液はエナメル質と触れることでペリクルという成分になりこの脱灰を抑制して、溶けたエナメル質の修復(再石灰化)を行います。
ペリクルに色素成分が含まれているとこの再石灰化の段階で、エナメル質に色素成分が取り込まれて着色が起こる、というメカニズムです
日常生活のなかにある、歯の着色が起こる主な原因を簡単にまとめてみます。
コーヒーやお茶(紅茶、緑茶など)のタンニンによる着色
コーヒーやお茶(紅茶、緑茶など)に含まれるタンニン(ポリフェノールの一種)という着色成分が、唾液(ペリクル)と融合したまま再石灰化が行われることで、エナメル質に吸着して歯が徐々に黄ばんでいきます。
欧米人は元々歯の色素が薄く白いのでいいのですが、コーヒーをよく飲む日本人は結構黄ばみが進行している人が多いです。
飲んだらすぐうがいをする。ホワイトニング歯磨き粉を使用する、歯医者でPMTCクリーニングを受ける、などで予防する必要があります。
参考:コーヒーや紅茶で歯が黄ばむ理由と予防法、落とし方を解説
ビールやコーラなど炭酸飲料による着色
口の中が酸性になるとエナメル質が溶け出す脱灰が起こり始めます。
脱灰が起こると歯の修復機能である再石灰化が促進されますので、より色素を取り込みやすくなり、歯の色素沈着はどんどん進行していきます。
脱灰が起こる酸性度はPh5.5以下ですが、炭酸飲料はPh4.0ですのでビールやコーラで歯の黄ばみが起こると言われているのはこういう理由です。
飲んだらすぐうがいをする。ホワイトニング歯磨き粉を使用する、歯医者でPMTCクリーニングを受ける、などで予防する必要があります。
参考:ビールや炭酸飲料による歯の黄ばみ。原因と予防法と落とし方
赤ワインのポリフェノールによる着色
赤ワインは舌や歯茎にも着色するほどの濃く強い色素を含んでいます。
健康に良いと言われているポリフェノールやアントシアニンがその色素のです。
こちらも、飲んだらすぐうがいをする。ホワイトニング歯磨き粉を使用する、歯医者でPMTCクリーニングを受ける、などで予防する必要があります。
喫煙・タバコのタールによるヤニ黄ばみ
タバコの煙に含まれる真っ黒なタール油がエナメル質に吸着することで、歯が黄色く着色し、徐々に茶色っぽくなっていきます。
喫煙によって肺が真っ黒になっていくのと似ていますね。
煙草による着色は、歯のエナメル質だけでなく、歯茎が茶色くなったりもします。
禁煙するのが最も簡単な予防方法ですが、難しい場合にはiQOSなどの電子タバコの煙にはタールが含まれていないそうなので電子タバコにかえるという手もあります。
参考:タバコのニコチン・タールによる歯の黄ばみやヤニ着色の落とし方
歯が黄色くなりやすい食べ物・食材をよく摂取している
例えばカレーに含まれるウコン、チョコレートやほうれん草、ナッツ類などなど歯の着色を引き起こす食材は色々とあります。
着色しやすい食べ物が好物で日常的に食べていると歯の黄ばみの原因になります。
以上のように、歯の着色を引き起こす原因の多くは食生活によるものです。
タバコ以外は着色原因を生活から完全に取り除くことはほぼ不可能ですので、多くの現代人の歯が黄ばんでいるのはある意味仕方のないことかもしれません。
黄色い歯を白くするホワイトニング方法一覧
エナメル質に色素沈着してしまった歯を白くするホワイトニングには色々な方法がありますが以下の4つが主な方法です。
- 歯医者のオフィスホワイトニング
- 歯医者のホームホワイトニング
- 美容サロンのセルフホワイトニング
- ホワイトニング歯磨き粉
ここでは各方法を簡単に解説して比較します。
歯医者のオフィスホワイトニング
歯科医院で施術をするホワイトニングです。
薬事法で劇薬指定されているオキシドールという化学薬剤を使用して歯のエナメル質を漂白します。髪の毛のブリーチと原理は一緒です。
漂白ですので、元々の白さ以上に白くすることができますが、エナメル質を傷つけ、歯の分子構造を変化させてしまうデメリットがあります。
虫歯になりやすくなったり、着色しやすくなるので注意が必要です。
(虫歯になる人が減るなかで、歯医者の数はコンビニ以上。歯科業界が存続するため、本当は危険なホワイトニング治療が存在する裏事情があったり)
料金相場は、効果が出るまで平均3回程度の通院で3~10万円くらいです。
効果持続は1年程度です。
参考:歯医者のオフィスホワイトニングの相場料金と効果、メリット・デメリット
歯医者のホームホワイトニング
歯科医院で診察をしてマウスピースとホワイトニング薬剤を処方してもらい、自宅で施術をする漂白ホワイトニングです。
オフィスホワイトニングと同様、劇薬指定オキシドールに変化する過酸化尿素を使用するため歯科医師の処方が必要です。
オフィスホワイトニングより弱めの薬剤を使用しますが、長時間・長期間使用するためダメージがより大きいとも言われています。
料金相場は、効果が出るまで2週間程度で3~8万円くらいです。
効果持続は6ヶ月程度です。
歯科医院でマウスピースだけ作って、薬剤はオパールエッセンスなどをネット通販で追加購入することで費用を抑えることは可能です。
しかし自分では歯茎・歯肉のダメージを診察して判断出来ないので、オススメは出来ません。
⇒ホームホワイトニングの相場料金と効果、メリット・デメリット
ホワイトニング歯磨き粉を使用する
歯科医学の進歩によって最近はホワイトニング効果のある歯磨き粉が市販されるようになりました。
(今までも多くあったのですが、しっかりと効果があるものは少なかった)
歯へのダメージが無い、自宅で簡単に歯を白くすることができる、費用が安い、使い続けることで着色予防になるのがメリットです。
一方でデメリットとしては、効果のある商品の選び方が難しい、効果が実感できるまでに2週間以上と即効性が無いことがあります。
料金相場は、効果が出るまで1~2ヶ月程度で5,000~10,000円くらいです。
効果持続は6ヶ月程度です。使用を継続すれば効果は続きます。
⇒歯科衛生士が選ぶ「歯を白くするホワイトニング歯磨き粉」ランキング
美容サロンのセルフホワイトニング
最近街中で見かける美容エステやホワイトニングサロンの歯のセルフホワイトニングです。
口の中に施術ができるのは法律上、歯科医師と歯科衛生士だけですので、美容サロンのホワイトニングは客が自分で施術を行うことで法律をくぐり抜けています。
個室に案内されて、説明動画を見ながら、薬剤の塗布やレーザー照射などを自分で行う形となっています。
そのためセルフホワイトニングと呼ばれています。
歯医者以外での過酸化水素の使用は法律で禁止されていますので漂白ではありません。
実際使用している薬剤はホワイトニング歯磨き粉とほぼ同じ酵素ですので、通い続ければホワイトニング効果は実感出来るでしょう。
デメリットとしては、10回以上は通わなければ効果を実感できないケースが多いこと、ホワイトニング歯磨き粉と効果は同じなのに費用が高いなどの点が挙げられます。
料金相場は、効果が出るまで10回程度で20,000 ~ 50,000円くらいです。
効果持続は6ヶ月程度です。毎月2回くらい通い続ければ、効果は続きます。
⇒美容エステサロンの歯のセルフホワイトニング解説!相場料金や効果とメリット、デメリット
ホワイトニング方法の比較
上記で紹介した4つのホワイトニング方法を比較すると下記のようになります。
オフィス ホワイトニング | ホーム ホワイトニング | セルフ ホワイトニング | ホワイトニング 歯磨き粉 | |
---|---|---|---|---|
ホワイトニング効果 | 元の白さ以上 | 元の白さ以上 | 元の白さ | 元の白さ |
即効性 | 3~5回 | 2~4週間 | 2~3ヶ月 (10回以上) | 2~8週間 |
効果期間 | 6~12ヶ月 | 3~6ヶ月 | 3~6ヶ月 ※通い続ければ永続 | 3~6ヶ月 ※使用を続ければ永続 |
施術の痛み | あり | あり | 無し | 無し |
歯のダメージ | 大 | 中 | 無し | 無し |
手軽さ | ☓ | ☓ | △ | ◎ |
価格 | 3~10万円 | 2~5万円 | 2~5万円/10回 | 3,000~ 5,000円/月 |
セルフホワイトニングホワイトニングは、使用成分がホワイトニング歯磨き粉とほぼ変わらずメリットがあまり無いのが実際のところです。
選択肢としては、オフィスホワイトニング、ホームホワイトニングかホワイトニング歯磨き剤のどれかになるかと思います。
手軽で安全なホワイトニング歯磨き粉が一番オススメ
歯科医院での漂白ホワイトニングは、即効性が高い、生まれつきの歯以上の白さに出来るがメリットです。
一方で、保険適用外のため価格が高いことと、不自然な白さになること、歯へのダメージがデメリットです。
また効果が出ないと問題になるケースも多く、消費者庁からの是正勧告があり、今後ホワイトニング治療を行う歯医者がかなり減ることも予想されます。
ホワイトニングを含む美容医療では、以前から広告や施術料金をめぐる消費者トラブルが報告されてきた。そのため、国の消費者委員会は昨年12月、特定商取引法改正などに向けた報告書で、美容医療契約を同法の「特定継続的役務」に加え、クーリングオフが効くようにするよう求めた。
私自身、歯医者で働く従業員としてはホワイトニングをオススメするのですが、家族や友人にはオススメしません。
海外では過酸化水素を使用したホワイトニング商品も市販されているのに、なぜ日本では販売禁止なのか。
これは先程書いた通り、日本人は白人・黒人と比較してエナメル質が薄くて弱いためです。
残念ながらエナメル質が弱い日本人に、白人・黒人と同様のホワイトニング治療はオススメ出来ないんです。
歯の黄ばみや着色が気になっている方には、まずは歯磨き粉でのホワイトニングを試してみるのをオススメします。
効果のあるホワイトニング歯磨き粉の選び方
まず効果のある商品を選ぶ上でチェックする点としては、
メタリン酸やポリリン酸・ポリアスパラギン酸・グリチルリチン酸などの着色したタンパク質を除去する酵素が含まれている商品であれば、エナメル質に沈着した黄ばみやステイン、タバコなどのタール油などを除去することができるので、歯のホワイトニング効果はしっかりと実感出来るでしょう。
着色除去の酵素が十分な濃度で配合されている歯磨き粉やジェルは、古い十円玉に沈着した汚れや着色をピカピカにするほどです。
歯のエナメル質の着色も除去して、元々の歯の白さに戻してくれます。
歯科衛生士が選ぶホワイトニング歯磨き粉ランキング
ホワイトニング効果があるといわれている歯磨き粉は非常に沢山販売されていますが、ホワイトニング効果がある酵素成分が適切な濃度で配合されている商品は限られています。
※マツキヨとかドンキとかで売っている1,000円前後のホワイトニング歯磨き剤は、成分を見れば分かりますが効果はあまり期待できないです。
本サイトでは、効果が高いと評判なホワイトニング歯磨き粉を購入して成分や実際の効果を比較してみました。
その中で、歯を白くする効果の高さ、料金、その他の効果(着色予防・虫歯予防・歯周病予防)を総合しておすすめランキングにしました。
1位:プレミアムブラントゥース
価格 4.0 使用感 5.0 効果 5.0 - 価格:
- 3,980円(税込)
- 容量:
- 30ml (1ヶ月分)
プレミアムブラントゥースはホワイトニング用歯磨きジェルです。
黄ばみや着色を除去する酵素としてオーガニック成分であるパパインを配合しています。他の商品と違うのは、着色除去成分が化学成分ではなくて、自然由来のオーガニック成分であることですね。
さらにホワイトニング効果だけでなく、多くの植物由来のエキスやオイルを配合しているので、着色を防ぎ、歯茎をピンクにするなど腔内を健康にしていく効果も高いです。
管理人のレビュー
実際に購入して使用してみました。
成分表を見ても、化学物質をほとんど使用せずにオーガニックな成分で歯のホワイトニング、着色予防、歯茎の健康の効果を得られるように作られていることが分かります。
植物オイルが配合されていて若干ヌルッとするので、使い心地は好みが分かれるかもしれませんが、歯のホワイトニング効果は確かにありました。
私自身は現在あまり歯の着色がないため、レビュー用に兄に使用してもらいました。喫煙をして歯が黄色くなっていた兄の歯が、2ヶ月ほどでかなり白くなりました。
あと歯茎の色も健康的にピンクになって、30代後半の兄の笑顔が一気に若返った感じがしました。
歯や歯茎の色って笑うとかなり目立つので、男性や女性でも若い笑顔を取り戻すのにはいい商品だなと思います。
実はこの商品、日本で発売されて間もないのですが、ホワイトニング先進国であるアメリカ・イギリス・イタリア・フランス・スペインの5カ国で売上1位を誇っていたりします。
欧米の先進国で好まれるオーガニック由来の成分で安心して使える、歯へのダメージが無く着色が予防される成分、確かなホワイトニング効果があるので、2ヶ月も使用してみると売上1位も納得がいくかと思います。
また90日間の返金保証付きというところも安心して購入できる点ですね。
色々なホワイトニング商品を比較してきましたが、成分の安心度と着色除去効果はずば抜けていると感じました。
デメリットとしては、歯磨き中の泡立ちが無いことです。
発泡剤フリーなので歯茎の健康には良いのですが、泡立ちのある歯磨き粉でガシガシ磨くのに慣れている男性はもしかしたら物足りないかもです。
販売は公式通販サイトのみとなっています。
※2018年10月現在、6,000円OFF、90日間返金保証キャンペーン中のようです。※調べてみたところ、品薄のため一部業者が転売目的でAmazonで販売を行っているケースがあるようです。
1本7,000円~9,000円と定価より高い上に、返金保証は下記の公式通販でないと出来ないので注意してください。2位:パールホワイトPro EX
価格 3.5 使用感 4.0 効果 5.0 - 価格:
- 初回:3,240円、2回目以降:6,480円(税込)
- 容量:
- 30ml (1ヶ月分)
歯のホワイトニングジェル「パールホワイトProEX」は、歯のホワイトニング効果がある「メタリン酸ナトリウム」「ポリリン酸ナトリウム」「リンゴ酸」の3つを配合しています。
さらに薬用成分イソプロピルメチルフェノール(IPMP)が歯周病菌に作用します。
歯周ポケットにも浸透して殺菌してくれるので、歯周病予防や炎症の改善が期待でき歯茎の健康を促しピンク色で健康な歯茎にしていくことが出来ます
管理人のレビュー
パールホワイトPro EXも実際に購入して使用してみましたが、ホワイトニング効果の高い3成分をしっかりと高濃度で配合しているため、歯を白くする効果は高いと感じました。
また歯科医でも利用する薬用成分も配合されているので、歯茎や歯肉も使うごとに健康になっていくはずです。
ただデメリットは価格が高いことですね。
初回はブラントゥースと同じくらいですが、2回目以降から1.5倍くらいの値段になってしまいます。
ホワイトニング歯磨き粉は使い続けると白さが維持できるのが大きなメリットなので価格面を考慮して2位としました。
3位:ポリリンEX
価格 4.0 使用感 4.0 効果 4.0 - 価格:
- 6,240円
- 容量:
- ポリリンEXジェル30g (1ヶ月分)
ポリリンデンタルリンス500ml(1ヶ月分)
着色除去の酵素であるポリリン酸を、分割精製してより着色汚れを落とす効果を高めた「分割ポリリン酸」という特許成分を配合した厚生労働省から医薬部外品として認可がおりている商品です。
歯磨き剤ジェルと歯磨き後や食後のうがい用デンタルリンスがセットになった商品となっています。
管理人のレビュー
ポリリンEXジェルとリンスのセットを実際に購入して使用してみました。歯みがきジェルの方は、ホワイトニングサロンなどでも使用されているポリリン酸が配合されているので歯のホワイトニング効果は安心していいでしょう。
ただ、デンタルリンスの方はあまり着色除去効果があるとは思えず、市販のGUMリンスなどのマウスウォッシュで代用がきくのではないかというのが正直な感想です。
その点からコスパがあまり良くないのがデメリットと言えます。
着色以外の歯の黄ばみの原因と対策
上記のステイン・着色以外の歯の黄ばみの原因には下記のものがあります。
歯石への着色
歯の磨き残しである歯垢(プラーク)が蓄積し硬くなると歯石となります。歯の付け根部分に出来るケースが多いです。
歯石は元々は白っぽい色ですが、そこに食べ物やタバコのヤニによる着色が起きて黄色・茶色・黒っぽくなっていきます。
歯医者のPMTCクリーニングで歯石除去をすることで改善される着色です。
参考:着色予防や歯の黄ばみ落としに効果的なクリーニングPMTC
加齢による象牙質の色素変化
象牙質は元々少し黄色っぽいと書きましたが、加齢によって黄色みは少しずつ強くなっていきます。
40代後半くらいから色味が強くなるケースが多いです。
加齢による歯の色素変化でお悩みの場合は、まずホワイトニング歯磨き粉でエナメル質の着色を除去してみましょう。
それでも白さに満足しなければ、象牙質自体を白くする必要があるため、オキシドールによる漂白ホワイトニングが必要になります。
テトラサイクリン歯
幼児の乳歯が生まれつき黄色っぽい場合はテトラサイクリン歯という変色であるケースがあります。
母親が出産前にテトラサイクリン系の抗生物質を服用していたことがある、幼児自身がテトラサイクリン系の抗生物質を服用しているといった場合に起こります。
永久歯に生え変わると白い通常の歯が生えてくることがほとんどです。
参考記事:テトラサイクリンによる歯の着色のホワイトニング方法
間違ったホワイトニングケアをしている
研磨剤入りの歯磨き粉の使いすぎなどでエナメル質を傷つき薄くなってしまうと、その分、黄色みのある象牙質が見えやすくなり歯が黄色く見えるようになります。
歯の消しゴムや重曹での歯みがき、激落ちくんなど、歯の表面を削るタイプのホワイトニングケアは逆効果ですので止めておきましょう。
参考:歯の消しゴムを使ったホワイトニングの効果とメリット、デメリット
神経が無い歯
重度の虫歯の治療で神経を抜いた歯は少しずつ変色していきます。
この場合は歯の内側から変色してしまっているため、表面から白くしていく通常のホワイトニングでは効果が出ません。
ラミネートベニアやセラミッククラウンなどの被せ物をするなどで隠す方法などがあります。
参考:ラミネートべニアによる歯のホワイトニングを解説。相場料金と効果、メリット・デメリット
参考:セラミック治療による歯のホワイトニングを解説。相場料金とメリット・デメリット
お悩み別のホワイトニング方法
食べ物やタバコのヤニによる黄ばみ・着色を落としたい場合はホワイトニング歯磨き粉を使用するのがオススメです。
それ以外のお悩み別のホワイトニング方法は下記のようなものがあります。
芸能人のような白い歯にしたい
芸能人は視聴者から見られることを生業にしているプロです。
特にモデルやアイドルなどは見た目が非常に重要なので、お金をかけて美容整形やホワイトニングをしています。
芸能人のように元々の歯の白さ以上に白くしたい場合は、歯科医での漂白剤を使ったホワイトニングをするしかありません。
モデルや俳優は、定期的に歯の漂白をしているので、もう歯がボロボロになってしまっている人も多かったりします。
下記の記事を参考にしてみてください。
⇒歯医者のオフィスホワイトニングの相場料金と効果、メリット・デメリット
⇒ホームホワイトニングの相場料金と効果、メリット・デメリット
ウェディングなど緊急で一時的に歯の黄ばみを隠したい
結婚式や大事なお見合いの直前など、通常のホワイトニングをするには時間が足りないから、一時的に歯の黄ばみを隠したい場合にオススメなのが歯のマニキュアです。
爪のマニキュアのように、数日間だけ歯を白く塗ることができる商品が販売されています。
ホワイトニング治療後の白さをなるべく長く維持したい
歯医者のホワイトニングでせっかく白くした歯も、時間が経つとどうしてもまた黄ばんできてしまうものです。
そんなときに歯の白さを長く維持するには、ホワイトニング用歯磨き粉を使用するのがおすすめです。
⇒歯科衛生士が選ぶ「歯を白くするホワイトニング歯磨き粉」ランキング
オススメ出来ないホワイトニング方法
意識して街を見ていると、世間には歯のホワイトニング商品で溢れかえっています。
中には歯科医学の観点からオススメできないホワイトニング方法や商品もあります。
歯の消しゴムを使ったホワイトニング
Amazonや薬局で数百円で売っているため試してみたくなるのですが、歯の消しゴムはホワイトニング効果が無い上に、歯のエナメル質を傷つけて着色を進行させるのでやめておきましょう。
参考:歯の消しゴムを使ったホワイトニングの効果とメリット、デメリット
激落ちくん歯みがきシートという商品もありますが、こちらも同じ理由から、エナメル質の表面を削ってしまうのでオススメできません。
海外から個人輸入したホワイトニング商品
アメリカなどでは、過酸化水素(オキシドール)を配合した商品が市販されています。
ホワイトニングテープやホワイトニングペンなどもそのうちの1つです。
過酸化水素は日本の薬事法では危険薬剤に指定されているので配合された商品は日本では市販されていないのですが、個人輸入であればアメリカから購入することが出来ます。
しかし、オキシドールは歯や歯茎へのダメージが大きく、虫歯になりやすくなったりしますし、無カタラーゼ血症といった禁忌症を持つ使用してはいけない人もいます。
危険なので個人輸入でアメリカのホワイトニング商品を購入するのはやめておきましょう。
参考:ホームホワイトニングキット「オパールエッセンス」の効果や特徴。使用上の注意点
参考:クレスト3D ホワイト ストリップスの種類と効果や特徴。口コミ評価は?
最近では、並行輸入品として海外の歯磨き粉も簡単に購入できてしまいます。海外製のものには日本人の歯の質に合わない漂白剤も含まれるので注意してください。