ホワイトニングでまだらに白くなる?色むらができる原因と対策

こんにちは!歯科衛生士のシホです。

歯医者でホワイトニングをすると歯に白い斑点(ホワイトスポット)が出たり、まだらに白くなってしまうケースがあります。

本記事では、歯がまだらに白くなる原因と対策について解説していきます。

歯が白くまだらになる理由

歯に出ている白い斑点やまだら模様の正体にはいくつかの種類があります。

一つずつ見ていきましょう。

理由1.エナメル質形成不全、エナメル質石灰化不全

エナメル質形成不全の見分け方

歯は、象牙質という黄色っぽい部分の周りを、白く半透明なエナメル質がかぶさるように形成されています。

このエナメル質が何らかの理由で、完全に作られずに隙間がある状態で歯が生えていることをエナメル質形成不全、またはエナメル質石灰化不全と言います。

エナメル質が薄い、または無い部分は象牙質の黄色がそのまま見えるため、白い部分と黄色い部分がまだらっぽく見えてしまいます。

これは子供の乳歯に出る場合が多い症状ですが、その場合は、永久歯に生え変わると問題なく通常の歯が生えてくるケースが多いです。

エナメル質形成不全、エナメル質石灰化不全の原因

エナメル質形成不全、エナメル質石灰化不全になる原因については主に3つがあります。

  • 栄養不足
  • 衝撃で歯が欠けた
  • 虫歯

歯のエナメル質が作られる際には特にカルシウムやビタミン(D・C・A)が消費されます。

赤ちゃんがお腹の中にいるときにお母さんが十分に栄養を取れなかった、乳児の時に栄養が十分に取れなかった場合などに、エナメル質が作られないまま乳歯が生えてきてしまうことがあります。

また、エナメル質は最初に作られたら再生されることのない組織ですので、何かに歯が思い切りぶつかったりしてエナメル質が欠けてしまうと、その部分はエナメル質がないままで象牙質が見えて黄色くなってしまいます。

同様に、虫歯でエナメル質が溶けて浸蝕されることでも、同様に象牙質が見えてきてまだらっぽく見えるようになります。

理由2.歯のホワイトニング治療で歯がまだらに白くなる

2番目の理由が歯のホワイトニング治療によるものです。

ここでいうホワイトニング治療とは、歯医者で行うオフィスホワイトニング、または歯医者監修のもと自宅で行うホームホワイトニングのことです。

どちらも過酸化水素(オキシドール)という漂白剤を使用した歯の漂白です。

過酸化水素によるホワイトニングを行うと、エナメル質のミネラルが溶け出して分子構造が変化する場合があります。

そうすると、元々半透明なエナメル質が一部分だけ、すりガラスのように透明感が落ち、白く濁ったようにみえるようになります。

基本的には、数日すれば唾液で作られたペリクルの働きでエナメル質の再石灰化が起こり、白いまだらは落ち着く場合が多いです。

 

また、ホームホワイトニングは歯医者でマウスピースとホワイトニング剤を処方されて自宅で自分で施術を行います。

その際に、液剤を十分均一に歯に塗らなかったりすると、効果が強い部分と弱い部分が出てまだらに漂白されてしまいます。

理由3.海外のホワイトニング商品を使用してまだらに白くなる

歯のホワイトニングテープの効果や使い方、メリット、デメリット

歯医者のオフィスホワイトニングで使用される過酸化水素(オキシドール)は日本の薬事法で劇薬指定されている成分です。そのため日本で市販されているホワイトニング商品は、過酸化水素が配合されていないので安全です。

ただアメリカなど海外では、過酸化水素が高濃度で配合されているホワイトニング商品が市販されていたりします。

例えばCrest3Dといったホワイトニングテープから、SuperSmileなどの歯磨き粉、ホワイトニングペンなどがあります。

日本では購入出来ませんが、インターネットなどで個人輸入で購入することは自己責任で可能です。

こういった商品の適切な使用方法をあまり理解せずに使うことで、まだらに歯がホワイトニングされてしまうこともあります。

特に、ホワイトニングテープなどは、歯並びが悪い方だとなかなか均一な白さでホワイトニングするのが難しい商品と言えるでしょう。

理由4.テトラサイクリン歯による歯のまだら模様

テトラサイクリン歯による赤ちゃんの歯の変色

子供の時にテトラサイクリン系の抗生物質などを薬として飲んでいた場合、母親が飲んでいた場合などに、歯が灰色っぽくまだらに変色して生えてくることがあります。

テトラサイクリン歯と言いますが、多くのケースでは子供の乳歯に発症し、永久歯に生え変われば普通の白い歯が生えてきます。

ただまれに永久歯でもテトラサイクリン歯が生えてくることもあります。

理由5.歯のフッ素症

お腹の中にいる頃から永久歯が生えてくる頃までに、フッ素を摂取した濃度が高い場合に、歯に白い斑点(ホワイトスポット)がついて生えてくるケースがあります。

歯のフッ素症と呼ばれるものです。

温泉地や海外など地域によって水道水に高濃度のフッ素が含まれていたりします。

多くの歯磨き粉にも虫歯予防としてフッ素が含まれていますが、濃度が高く無いものに関しては、あまり心配せずに使用して大丈夫です。

ただ、Amazonなどでベストセラーになっているフッ素コート歯磨き「コンクールジェルコートF」などは950ppm配合といったように比較的高い濃度で配合されています。

歯の白いまだら、ホワイトスポットの治療・解消法

歯の白いまだら、ホワイトスポットを治すには歯医者に相談に行くのが良いですが、考えられる治療法・解消法を紹介します。

ラミネートベニヤやセラミックを被せる

エナメル質形成不全やテトラサイクリン歯など、物理的にまだら模様を取り除けない場合には、ラミネートベニヤやセラミックなど白い人口の歯を被せて隠すという方法があります。

ただ審美治療のため保険適用外で高額になるケースが多いのがデメリットです。

参考:テトラサイクリンによる歯の着色のホワイトニング方法

参考:ラミネートべニアによる歯のホワイトニングを解説。相場料金と効果、メリット・デメリット

参考:セラミック治療による歯のホワイトニングを解説。相場料金とメリット・デメリット

MIペーストを塗る

軽度のホワイトスポットの場合は、歯医者でMIペーストを歯の表面に塗ってもらうことで改善する場合があります。

MIペーストとは、カルシウムやリンなどミネラルが配合されたペーストで、複数回通院して繰り返し塗布します。

コンポジットレジンを埋める

エナメル質形成不全で部分的にエナメル質が薄い、または無い場合に行ういわゆる虫歯治療と同じような方法です。

プラスチック素材のコンポジットレジンで、エナメル質が欠けている部分を埋めることで、まだら模様が見えなくなります。

歯のマニキュアで一時的に隠す

歯を白く塗るマニキュアの効果とメリット、デメリット

結婚式やお見合い、プレゼンなど大事なイベントの際に、緊急で一時的に歯のまだら模様を隠す方法です。

マニキュアと同じように歯の歯面を白く塗ることで、1日〜数日間、歯を白く塗ることが出来ます。

根本的に治すわけではありませんが即効性があるため一時的に隠したい場合には有効です。

Amazonやドラッグストアで購入することが出来ます。