こんにちは。歯科衛生士のシホです。
このページでは、歯のホワイトニング歯磨き粉に関する情報を解説しています。
実際ホワイトニング歯磨き粉って効果あるの?
色々なホワイトニング歯磨き粉があるけど、結局どれがいいの?
そんな疑問を解消したいなと思って書いています。
私は歯科衛生士として20年歯科業界で働いてきています。
勉強・研究のいっかんとして、ホワイトニング歯磨き粉を色々と購入して効果を体験してみました。
現在私の自宅には、合計20本以上のホワイトニング歯磨き剤があります(笑)
この記事では、歯科学の観点と私の使用体験からオススメできるホワイトニング歯磨き粉ランキングを紹介しますので参考にしてみてください!
長くなってしまったので、ランキングをすぐ見る人は↓から。
ちなみに・・・このブログを作ったキッカケは、歯のホワイトニングの本当のところを伝えたいという気持ちからです。
歯科医院のオフィスホワイトニングや海外製ホワイトニング(オパールエッセンスなど)の漂白は危険性があるということをちゃんと理解した上で判断してもらいたいんです。
(虫歯になる人が減るなかで、歯医者の数はコンビニ以上。歯科業界が存続するため、危険なホワイトニング治療が存在する裏事情があったり)
危険性が高い割に効果が出ないケースも多く、2016年に消費者庁からの是正勧告がありました。
クーリングオフ制度対象になる可能性が高い状況です。これによってホワイトニングを実施する歯医者はかなり減ることが予想されます。
だからこのブログでは、自宅で使えて安全手軽なホワイトニング歯磨き粉の使用をオススメしています。
まず知ってほしい。もともと歯は少し黄色いもの
まずホワイトニング歯磨き粉を選ぶ前に理解してほしいのは、歯は元々生まれつき少し黄色いということです。
歯の構造は上図のように外側からエナメル質・象牙質・神経と層になって出来ています。
エナメル質は白く半透明で、象牙質は黄色っぽい色をしています。
半透明なエナメル質に透けて象牙質が見えているので、元々真っ白ではなく若干クリーム色っぽく見えるのが普通ということです。
そして象牙質の色の濃さとエナメル質の厚さは個人差があるので、生まれつきの歯の色にも個人差があります。
歯医者で使用するシェードガイドで見ると、A2~A3の間が日本人の平均的な歯の色となります。
平均の右側くらいの色の人は、着色してしまっている可能性が高いです。
ホワイトニング歯磨き粉は、生まれつきの歯の白さを取り戻す美白効果があるので、
シェードガイドでの日本人平均の左側あたりまでは白く戻すことが出来るということですね。
それよりもさらに左側まで真っ白にしたい場合には、歯医者のホワイトニング(漂白)に何度も通うことが必要になります。
A1~A1.5とかまで白くすると「白すぎて不自然」って言われるような感じになるので、その点は注意ですよ。
歯に着色が起きる原因
様々な着色料や食材があふれる現代では、ほとんどの日本人は少なからず歯の着色黄ばみが起きています。
歯の着色とは「歯のエナメル質に色素成分が沈着すること」です。
詳しく言うと、食べ物や飲料によって口の中が酸性になることで歯は脱灰というエナメル質が溶けた状態になります。
唾液はエナメル質に触れることでペリクルという成分になり、脱灰を抑制して、溶けたエナメル質の修復(再石灰化)を行います。
食べ物やタバコなどでペリクルに色素成分が含まれていると、この再石灰化の時に色素成分が一緒に取り込まれてしまい、着色が起こります。
日常生活のなかでよくある歯の着色原因は下記のようなものがあります。
- タバコのタールによるヤニ黄ばみ
- コーヒーや紅茶のタンニン
- ビールやコーラなど炭酸飲料の酸性値
- 赤ワインのポリフェノール
- カレーなどのウコン
- その他、着色成分を含む食品や調味料
こうしてみると、タバコ以外は全て普段の食生活が着色原因となっているため、これらの原因を生活から取り除くことは現代の日本人ではほぼ不可能といっていいでしょう。
だから、既に沈着してしまった着色を落とすだけではなく、着色を防いで白い歯を保つためにも、毎日使えるホワイトニング歯磨き粉はオススメなのです。
歯の着色を予防する方法
歯の着色を予防するには下記の4つの方法があります。
食後や喫煙後の歯みがき
当たり前のようですが、食後の歯みがきが着色予防には最も効果が高いです。
特にコーヒーやワイン、炭酸飲料を飲んだり、カレーなど色素の濃いものを食べたりした後にはなるべく早く歯みがきをしたいところです。
また、タバコを吸う人は、喫煙後にも歯みがきをすることも大切です。
研磨剤フリーで着色除去効果のあるものを選んで、出来れば電動歯ブラシで毎日使用してください。
ガムを噛む
砂糖不使用のガムを噛むことで、口の中に唾液が行き渡り、エナメル質が溶けるのを防げるので、着色も防げます。
ロッテのキシリトールガムがオススメです。
着色成分(ステイン)が出やすい食べ物を避ける
なかなか難しいですが、タンニンやターメリックなど歯に着色しやすい成分が含まれる食べ物を避けることも着色予防になります。
着色しやすい食べ物は、コーヒー、赤ワイン、コーヒー、赤ワイン、チョコレート、醤油、ケチャップ、カレー、ブルーベリー、プルーンなどがあります。
タバコを止める。電子タバコにする
タバコに含まれるタール・ヤニは歯の黄ばみの大きな原因です。
喫煙を止めるか、iQOS(アイコス)など電子タバコにかえることで着色が予防できます。
止められない人は、喫煙後になるべく歯磨きをすることをオススメします。
ホワイトニング歯磨き粉はなぜ歯の美白効果があるのか
ホワイトニング歯磨き粉は昔からドラッグストアなどで多数の商品が安く販売されているのですが、実際のところあまり効果が無いものが多いです。
しかし、最近の歯科医学の進歩によって、一部のホワイトニング歯磨き粉やジェルには、しっかりとホワイトニング効果があるものが販売されるようになってきています。
タンパク質(プラーク)を除去する酵素が必要十分な割合で配合されている商品であれば、エナメル質に沈着した黄ばみやステイン、タバコなどのタール油などを除去することができるので、歯のホワイトニング効果はしっかりと実感出来るでしょう。
着色除去の酵素が十分な濃度で配合されている歯磨き粉やジェルは、古い十円玉に沈着した汚れや着色をピカピカにするほどです。
ホワイトニング歯磨き粉を選ぶポイント
ホワイトニング歯磨き粉を選ぶ際は下記のポイントで選ぶのがいいです。
- 研磨剤フリー
研磨剤はエナメル質を削るので、一時的に着色が落ちても、さらに着色しやすくなります。
また研磨剤フリーだと電動歯ブラシとの併用が可能となります。 - 着色除去の酵素成分が入っている
パパインやポリリン酸などの着色除去成分が十分な濃度で配合されている。
ただ配合割合は公表されていないので、ある程度口コミを信じるしかないです。 - 料金が高すぎないこと
1,000円以下と4,000円のものの効果の差は大きいです。
でも4,000円と10,000円の商品だと効果に差はあまりないです。 - 返金保証制度があるもの
効果が出なかった場合に返金してもらえる商品を選ぶと安心して利用できます。
これらのチェックポイントから、オススメの商品なのが下記のランキングとなります。
歯科衛生士が選ぶホワイトニング歯磨き粉ランキング
黄ばみ除去効果があるといわれているホワイトニング歯磨き粉は沢山市販されていますが、ホワイトニング効果がある酵素成分が適切な濃度で配合されている商品は限られています。
※マツキヨとかドンキとかで売っている1,000円前後のホワイトニング歯磨き剤は、成分を見れば分かりますがぶっちゃけ効果はほとんど期待できないです。
仕事上の勉強や研究を兼ねて、実際にホワイトニング歯磨き粉を自費で購入して、成分や効果を比較してみました。
比較した商品は下記になります。
|
この中で、歯を白くする効果の高さ、料金、その他の効果(着色予防・虫歯予防・歯周病予防)を総合しておすすめなのが以下の3つとなります。
1位:プレミアムブラントゥース
価格 4.0 使用感 5.0 効果 5.0 - 価格:
- 3,980円(税込)
- 容量:
- 30ml (1ヶ月分)
プレミアムブラントゥースはホワイトニング歯磨きジェルで、歯科医や歯科衛生士が監修して開発された商品です。
黄ばみや着色を除去する酵素としてオーガニック成分であるパパインを配合しています。
高いホワイトニング効果と着色予防効果がある商品です。
研磨剤が配合されていない研磨剤フリーの商品なので電動歯ブラシとの併用が可能なのも良い点。
殺菌作用や抗炎症作用のある植物エキスを配合しているので、着色を防ぎ、歯茎をピンクにするなど腔内を健康にしていく効果も高いです。
管理人のレビュー
実際に購入して使用してみました。
成分表を見ても、化学物質をほとんど使用せずにオーガニック成分でホワイトニング、着色予防の効果を得られる商品だとわかります。
植物オイルが配合されているので、ヌルっとした感じがあり使い心地は好みが分かれるかもしれませんが、歯のホワイトニング効果は確かにありました。
私自身は現在あまり着色がないため、レビュー用に兄に使用してもらいました。喫煙とコーヒーで黄ばんでいた兄の歯が、1ヶ月ほどでかなり白くなりました。
シェードガイドを使って使用後1ヶ月くらいの効果を測定した兄の歯のセルフィーです。↓
シェードガイドでいうと1.5段くらいの効果でしょうか。最初のうちはあまり効果無いって言っていたんですが、1ヶ月くらい継続してからだいぶ白さが実感できるようになったらしいです。
あと歯茎の色も健康的にピンクになって、30代後半の兄の笑顔が若返った感じがします。
実はこの商品、日本で発売されて間もないのですが、ホワイトニング先進国であるアメリカ・イギリス・イタリア・フランス・スペインの5カ国で売上1位を誇っていたりします。
欧米で好まれるオーガニック成分で子供から年配まで安心して使える、歯のダメージが無く、確かなホワイトニング効果があるので人気なようです。
色々なホワイトニング商品を比較してきましたが、成分の安心度が高く、着色除去効果がずば抜けていると感じました。
ホワイトニング成分が多種類入っているわけではないのですが、おそらく配合濃度がかなり高いのだと思います。
また発売間もないこともあって現在、90日間の返金保証付きというキャンペーンをやっているようなのでそこも安心して購入できる点ですね。
品薄状態が続いているようですが、販売は下記の公式通販サイトのみです。
効果の説明や口コミなどが掲載されているので見てみてください。
※2018年10月現在、6,000円OFF、90日間返金保証キャンペーン中のようです。
※某口コミサイトでも話題になっているようですが、品薄のため一部業者が転売目的でAmazonで販売を行っているケースがあるようです。
1本7,000円~9,000円と定価より高い上に、返金保証は下記の公式通販でないと出来ないので注意してください。2位:パールホワイトPro EX
価格 3.5 使用感 4.0 効果 5.0 - 価格:
- 初回:3,240円、2回目以降:6,480円(税込)
- 容量:
- 30ml (1ヶ月分)
歯のホワイトニングジェル「パールホワイトProEX」は、歯のホワイトニング効果がある「メタリン酸ナトリウム」「ポリリン酸ナトリウム」「リンゴ酸」の3つを配合しています。
研磨剤が配合されていない研磨剤フリーの商品なので電動歯ブラシとの併用が可能です。
さらに薬用成分イソプロピルメチルフェノール(IPMP)が歯周病菌に作用します。
歯周ポケットにも浸透して殺菌してくれるので、歯周病予防や炎症の改善が期待でき歯茎の健康を促しピンク色で健康な歯茎にしていくことが出来ます
管理人のレビュー
パールホワイトPro EXも実際に購入して使用してみましたが、ホワイトニング効果の高い3成分をしっかりと高濃度で配合しているため、歯を白くする効果は高いと感じました。
また歯科医でも使用する薬用成分も配合されているので、歯茎や歯肉も使うごとに健康になっていくはずです。
ただデメリットは値段が高いことです。
初回はブラントゥースと同じくらいですが、2回目以降から1.5倍くらいの値段になってしまいます。
ホワイトニング歯磨き粉は使い続けると白さが維持できるのが大きなメリットなので、使い続ける費用面を考慮して2位としました。
3位:ポリリンEX
価格 4.0 使用感 4.0 効果 4.0 - 価格:
- 6,240円
- 容量:
- ポリリンEXジェル30g (1ヶ月分)
ポリリンデンタルリンス500ml(1ヶ月分)
歯のホワイトニング系商品に含まれている着色除去成分であるポリリン酸を、分割精製してより着色汚れを落とす効果を高めた「分割ポリリン酸」という特許成分を配合した厚生労働省から医薬部外品として認可がおりている商品です。
研磨剤が配合されていない研磨剤フリーの商品なので電動歯ブラシとの併用が可能です。
歯磨き剤ジェルと歯磨き後や食後のうがい用デンタルリンスがセットになった商品となっています。
管理人のレビュー
ポリリンEXジェルとリンスのセットを実際に購入して使用してみました。歯みがきジェルの方は、ホワイトニングサロンなどでも使用されているポリリン酸が配合されているので歯のホワイトニング効果は安心していいでしょう。
ただ、デンタルリンスの方はあまり着色除去効果があるとは思えず、市販のGUMリンスなどのマウスウォッシュで代用がきくのではないかというのが正直な感想です。
ジェルとリンスの両方を使用してみた感じや成分からホワイトニング効果・着色除去効果は高いのですが、セットで買う必要性を考えるとちょっとコスパが悪いため3位としております。
ホワイトニング歯磨き剤の比較表
ランキングに入れていないものも含めて、業界で認知度が高いホワイトニング歯磨き粉・ジェルの価格や成分、効果を比較表でまとめてみました。
基本的に1本購入すると朝晩使用して1ヶ月程度ですので、価格は1ヶ月分の費用となります。
プレミアム ブラントゥース | パールホワイト | ポリリンジェル EX | オーラパール | |
---|---|---|---|---|
ホワイトニング成分 | ココナッツオイル パパイン | メタリン酸Na ポリリン酸Na DL-リンゴ酸 | 短鎖分割ポリリン酸 | PEG-8 |
薬用成分 | 各種 オーガニックエキス | IPMP | ハイドロキシアパタイト | 塩化リゾチーム ハイドロキシアパタイト |
研磨剤フリー | ○ | ○ | ○ | ○ |
ホワイトニング効果 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
着色予防効果 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
歯茎の健康 | ◎ | ◎ | ◎ | △ |
医薬部外品 | ☓ | ○ | ○ | ☓ |
価格 | ¥3,980 | 初回¥3,240 ¥6,480 | ¥6,240 ジェルとリンスセット | ¥1,800 |
詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
石垣島 塩歯みがき | ナイトホワイトニング デンタルEX | ブラニカ | トゥースメディカル ホワイト | |
---|---|---|---|---|
ホワイトニング成分 | – | DL-リンゴ酸 ポリアスパラギン酸Na メタリン酸ナトリウム | ピロリン酸 ポリリン酸 | メタリン酸Na ポリリン酸 |
薬用成分 | 海塩 グリチルレチン酸 | アラントイン | ハイドロキシアパタイト | ナノ化プラチナ ハイドロキシアパタイト |
研磨剤フリー | ☓ (炭酸Ca シリカ) | ○ | ○ | ○ |
ホワイトニング効果 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
着色予防効果 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
歯茎の健康 | ◎ | ○ | ○ | △ |
医薬部外品 | ☓ | ○ | ☓ | 無 |
価格 | ¥2,300 | 初回¥1,980 ¥4,773 | ¥2,430 | ¥3,560 |
詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
ちゅらトゥース | SHIROKU | Platius プラチアス | settima セッチマ | |
---|---|---|---|---|
ホワイトニング成分 | ポリアスパラギン酸 リンゴ酸 | – | ポリリン酸Na | PEG-8 |
薬用成分 | GTO (ウーロン茶エキス) アラントイン | 三リン酸5Na ハイドロキシアパタイト グリチルレチン酸 | フッ素 | 酢酸トコフェロール フッ素 |
研磨剤フリー | ○ | ☓ (炭酸Ca) | ☓ (無水ケイ酸) | ☓ (無水ケイ酸 重質炭酸Ca) |
ホワイトニング効果 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
着色予防効果 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
歯茎の健康 | ○ | ☓ | △ | ☓ |
医薬部外品 | ☓ | ☓ | ☓ | ☓ |
価格 | ¥3,980 | ¥1,600 | ¥750 | ¥1,200 |
詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
オーラツー ステインクリア | CITHEETH White シティースホワイト | アパガード リナメル | クリニカ エナメルパール | |
---|---|---|---|---|
ホワイトニング成分 | PEG-8 | ポリリン酸ナトリウム PEG-8 | PEG-8 | PEG4000 ポリリン酸Na |
薬用成分 | 酢酸トコフェロール フッ素 | フッ素 | ハイドロキシアパタイト | フッ素 |
研磨剤フリー | ○ | ○ | ○ | ☓ (無水ケイ酸) |
ホワイトニング効果 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
着色予防効果 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
歯茎の健康 | ☓ | ☓ | ○ | ☓ |
医薬部外品 | ☓ | ○ | ○ | ○ |
価格 | ¥300 | ¥1,400 | ¥2,000 | ¥300 |
詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
ルシェロ歯磨き ホワイト | コンクール ジェルコートF | BlancMore (ランクモア) | はははのは | |
---|---|---|---|---|
ホワイトニング成分 | PEG-400 | ポリリン酸ナトリウム | PEG-40 PEG-8 | ポリリン酸Na メタリン酸Na パパイン |
薬用成分 | フッ素 | フッ素 | ハイドロキシアパタイト | 植物エキス |
研磨剤フリー | ☓ (炭酸カルシウム) | ○ | ○ | ○ |
ホワイトニング効果 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
着色予防効果 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
歯茎の健康 | ☓ | ○ | ☓ | ○ |
医薬部外品 | ☓ | ○ | ☓ | ☓ |
価格 | ¥1,500 | ¥900 | ¥4,980 | ¥1,980 |
詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
Lilly White (リリーホワイト) | トゥービー ホワイト | MARVIS ホワイトミント | アパガード プレミオ | |
---|---|---|---|---|
ホワイトニング成分 | ポリリン酸Na | メタリン酸Na | ピロリン酸Na | – |
薬用成分 | 酢酸トコフェロール | グリチルレチン酸 | – | ハイドロキシアパタイト グリチルレチン酸 |
研磨剤フリー | ○ | ○ | ☓ (含水シリカ) | ○ |
ホワイトニング効果 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
着色予防効果 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
歯茎の健康 | ○ | ○ | ☓ | ○ |
医薬部外品 | ☓ | ○ | ☓ | ☓ |
価格 | ¥3,980 | ¥1,000 | ¥2,300 | ¥1,100 |
詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
ブリリアントモア | リュミエールブラン ネージュ | 歯磨撫子 重曹ハミガキ | シュミテクト トゥルーホワイト | |
---|---|---|---|---|
ホワイトニング成分 | ピロリン酸Na | – | – | ポリリン酸Na |
薬用成分 | フッ素 | ハイドロキシアパタイト 茶カテキン | – | フッ素 硝酸カリウム |
研磨剤フリー | ☓ 無水ケイ酸 | ☓ シリカ 炭酸Ca | ☓ 重曹 炭酸Ca シリカ | ☓ 含水ケイ酸 |
ホワイトニング効果 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
着色予防効果 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
歯茎の健康 | ☓ | ○ | ☓ | ○ |
医薬部外品 | ☓ | ☓ | ☓ | ○ |
価格 | ¥3,980 | ¥5,400 | ¥1,300 | ¥1,100 |
詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
クリアクリーン ホワイトニング | 美白 スミガキ | アパケアーA | ||
---|---|---|---|---|
ホワイトニング成分 | PEG-12 リンゴ酸 | – | ピロリン酸Na | |
薬用成分 | フッ素 | 炭 | ハイドロキシアパタイト | |
研磨剤フリー | ☓ 無水ケイ酸 Wa顆粒 | ☓ シリカ | ☓ リン酸水素Ca | |
ホワイトニング効果 | ![]() | ![]() | ![]() | |
着色予防効果 | ![]() | ![]() | ![]() | |
歯茎の健康 | ☓ | ☓ | ○ | |
医薬部外品 | ○ | ○ | ○ | |
価格 | ¥500 | ¥500 | ¥900 | |
詳細 | 詳細 | 詳細 |
歯に着色が起きる原因
様々な着色料や食材があふれる現代では、ほとんどの人は少なからず歯の着色が起きています。
歯の着色とは「歯のエナメル質に色素成分が沈着すること」です。
ここでは歯の着色が起こる原因を簡単にまとめます。原因や防ぎ方の詳細の説明は各リンク先で解説しています。
コーヒーやお茶(紅茶、緑茶など)のタンニンによる着色
コーヒーやお茶(紅茶、緑茶など)に含まれるタンニン(ポリフェノールの一種)という着色成分が、唾液(ペリクル)と融合したまま再石灰化が行われることで、エナメル質に吸着して歯が徐々に黄ばんでいきます。
欧米人は元々歯の色素が薄く白いのでいいのですが、コーヒーをよく飲む日本人は結構黄ばみが進行している人が多いです。
飲んだらすぐうがいをする。ホワイトニング歯磨き粉を使用する、歯医者でPMTCクリーニングを受ける、などで予防する必要があります。
参考:コーヒーや紅茶で歯が黄ばむ理由と予防法、落とし方を解説
ビールやコーラなど炭酸飲料による着色
口の中が酸性になるとエナメル質が溶け出す脱灰が起こり始めます。
脱灰が起こると歯の修復機能である再石灰化が促進されますので、より色素を取り込みやすくなり、歯の色素沈着はどんどん進行していきます。
脱灰が起こる酸性度はPh5.5以下ですが、炭酸飲料はPh4.0ですのでビールやコーラで歯の黄ばみが起こると言われているのはこういう理由です。
飲んだらすぐうがいをする。ホワイトニング歯磨き粉を使用する、歯医者でPMTCクリーニングを受ける、などで予防する必要があります。
参考:ビールや炭酸飲料による歯の黄ばみ。原因と予防法と落とし方
赤ワインのポリフェノールによる着色
赤ワインは舌や歯茎にも着色するほどの濃く強い色素を含んでいます。
健康に良いと言われているポリフェノールやアントシアニンがその色素のです。
こちらも、飲んだらすぐうがいをする。ホワイトニング歯磨き粉を使用する、歯医者でPMTCクリーニングを受ける、などで予防する必要があります。
喫煙・タバコのタールによるヤニ黄ばみ
タバコの煙に含まれる真っ黒なタール油がエナメル質に吸着することで、歯が黄色く着色し、徐々に茶色っぽくなっていきます。
喫煙によって肺が真っ黒になっていくのと似ていますね。
煙草による着色は、歯のエナメル質だけでなく、歯茎が茶色くなったりもします。
禁煙するのが最も簡単な予防方法ですが、難しい場合にはiQOSなどの電子タバコの煙にはタールが含まれていないそうなので電子タバコにかえるという手もあります。
参考:タバコのニコチン・タールによる歯の黄ばみやヤニ着色の落とし方
歯が黄色くなりやすい食べ物・食材をよく摂取している
例えばカレーに含まれるウコン、チョコレートやほうれん草、ナッツ類などなど歯の着色を引き起こす食材は色々とあります。
着色しやすい食べ物が好物で日常的に食べていると歯の黄ばみの原因になります。
以上のように、歯の着色を引き起こす原因のほとんどは食生活によるものです。
タバコ以外は着色原因を生活から取り除くことはほとんど不可能といっていいでしょう。
歯のホワイトニング方法一覧
エナメル質に色素沈着してしまった歯を白くするホワイトニングには4つの方法があります。
- 歯医者のオフィスホワイトニング
- 歯医者のホームホワイトニング
- 美容サロンのセルフホワイトニング
- ホワイトニング歯磨き粉
ここでは各方法を簡単に解説して比較します。
歯医者のオフィスホワイトニング
歯科医院で施術をするホワイトニングです。
薬事法で劇薬指定されているオキシドールという化学薬剤を使用して歯のエナメル質を漂白します。髪の毛のブリーチと原理は一緒です。
漂白ですので、元々の白さ以上に白くすることができますが、エナメル質を傷つけ、歯の分子構造を変化させてしまうデメリットがあります。
虫歯になりやすくなったり、着色しやすくなるので注意が必要です。
(虫歯になる人が減るなかで、歯医者の数はコンビニ以上。歯科業界が存続するため、本当は危険なホワイトニング治療が存在する裏事情があったり)
料金相場は、効果が出るまで平均3回程度の通院で3~10万円くらいです。
効果持続は1年程度です。
参考:歯医者のオフィスホワイトニングの相場料金と効果、メリット・デメリット
歯医者のホームホワイトニング
歯科医院で診察をしてマウスピースとホワイトニング薬剤を処方してもらい、自宅で施術をする漂白ホワイトニングです。
オフィスホワイトニングと同様、劇薬指定オキシドールに変化する過酸化尿素を使用するため歯科医師の処方が必要です。
オフィスホワイトニングより弱めの薬剤を使用しますが、長時間・長期間使用するためダメージがより大きいとも言われています。
料金相場は、効果が出るまで2週間程度で3~8万円くらいです。
効果持続は6ヶ月程度です。
歯科医院でマウスピースだけ作って、薬剤はオパールエッセンスなどをネット通販で追加購入することで費用を抑えることは可能です。
しかし自分では歯茎・歯肉へのダメージを診察して判断出来ないので、オススメは出来ません。
⇒ホームホワイトニングの相場料金と効果、メリット・デメリット
ホワイトニング歯磨き粉を使用する
歯科医学の進歩によって最近はホワイトニング効果のある歯磨き粉が市販されるようになりました。
(今までも多くあったのですが、しっかりと効果があるものは少なかった)
歯へのダメージが無い、自宅で簡単に歯を白くすることができる、費用が安い、使い続けることで着色予防になるのがメリットです。
一方でデメリットとしては、効果のある商品の選び方が難しい、効果が実感できるまでに2週間以上と即効性が無いことがあります。
料金相場は、効果が出るまで1~2ヶ月程度で5,000~10,000円くらいです。
効果持続は6ヶ月程度です。使用を継続すれば効果は続きます。
⇒歯科衛生士が選ぶ「歯を白くするホワイトニング歯磨き粉」ランキング
美容サロンのセルフホワイトニング
最近街中で見かける美容エステやホワイトニングサロンの歯のセルフホワイトニングです。
口の中に施術ができるのは法律上、歯科医師と歯科衛生士だけですので、美容サロンのホワイトニングは客が自分で施術を行うことで法律をくぐり抜けています。
個室に案内されて、説明動画を見ながら、薬剤の塗布やレーザー照射などを自分で行う形となっています。
そのためセルフホワイトニングと呼ばれています。
歯医者以外での過酸化水素の使用は法律で禁止されていますので漂白ではありません。
実際使用している薬剤はホワイトニング歯磨き粉とほぼ同じ酵素ですので、通い続ければホワイトニング効果は実感出来るでしょう。
デメリットとしては、10回以上は通わなければ効果を実感できないケースが多いこと、ホワイトニング歯磨き粉と効果は同じなのに費用が高いなどの点が挙げられます。
料金相場は、効果が出るまで10回程度で20,000 ~ 50,000円くらいです。
効果持続は6ヶ月程度です。毎月2回くらい通い続ければ、効果は続きます。
⇒美容エステサロンの歯のセルフホワイトニング解説!相場料金や効果とメリット、デメリット
ホワイトニング方法の比較
上記で紹介した4つのホワイトニング方法を比較すると下記のようになります。
こうして比較すると、なぜ私がホワイトニング歯磨き粉をオススメするかが分かると思います。
オフィス ホワイトニング | ホーム ホワイトニング | セルフ ホワイトニング | ホワイトニング 歯磨き粉 | |
---|---|---|---|---|
ホワイトニング効果 | 元の白さ以上 | 元の白さ以上 | 元の白さ | 元の白さ |
即効性 | 3~5回 | 2~4週間 | 2~3ヶ月 (10回以上) | 2~8週間 |
効果期間 | 6~12ヶ月 | 3~6ヶ月 | 3~6ヶ月 ※通い続ければ永続 | 3~6ヶ月 ※使用を続ければ永続 |
施術の痛み | あり | あり | 無し | 無し |
歯のダメージ | 大 | 中 | 無し | 無し |
手軽さ | ☓ | ☓ | △ | ◎ |
価格 | 3~10万円 | 2~5万円 | 2~5万円/10回 | 3,000~ 5,000円/月 |
欧米人・黒人に比べて日本人は歯が弱く黄色い
ちなみに、
欧米人や黒人の歯が白いのはなんで?
という質問をされる方が多いのですが、これは日本人(モンゴロイド)に比べて欧米人(コーカソイド)・黒人(ネグロイド)はエナメル質が分厚い傾向があるからです。
生まれつきエナメル質が分厚いくて象牙質の黄色っぽさが見えづらいので、日本人に比べて歯が白く見える人が多いのです。
海外では過酸化水素を使用したホワイトニング商品も市販されているのに、日本で販売禁止な理由は、白人・黒人と比較してエナメル質が薄くて弱いという理由もあります。
残念ながらエナメル質が弱い日本人に、海外のホワイトニング治療はオススメ出来ないんです。
お悩み別のホワイトニング方法
芸能人のような生まれつき以上に白い歯にしたい
芸能人は視聴者から見られることを生業にしているプロです。
雑誌などで写真に写るだけの方であれば、いくらでも修正が効くのでいいのですが、特にテレビに出演する芸能人は修正が効かないので特別な治療をしています。
スタジオの照明で輝くように生まれつき以上の歯の白さにするために歯医者のホワイトニングをしている人もいます。
ホワイトニング歯磨き粉は漂白ではないので、元々の着色していない歯の白さまでにしかホワイトニングはできません。
芸能人のように元々の歯の白さ以上に白くしたい場合は、歯科医での漂白剤を使ったホワイトニングをするしかありません。
下記の記事も参考にしてみてください。
⇒歯医者のオフィスホワイトニングの相場料金と効果、メリット・デメリット
⇒ホームホワイトニングの相場料金と効果、メリット・デメリット
ウェディングなど緊急で一時的に歯の黄ばみを隠したい
ホワイトニング歯磨き粉の効果は使い始めてから1ヶ月くらいはかかってしまいます。
結婚式や大事なお見合いの直前など時間が足りないから、一時的に緊急うで歯の黄ばみを隠したい場合にオススメなのが歯のマニキュアです。
爪のマニキュアのように、数日間だけ歯を白く塗ることができる商品が販売されています。
ホワイトニング後に白さをなるべく長く維持したい
歯医者のホワイトニングでせっかく白くした歯も、時間が経つとどうしてもまた黄ばんできてしまうものです。
歯医者のホワイトニング治療をすると歯は着色しやすくなってしまうので今まで以上に着色予防が必要になります。
そんなときに歯の白さを長く維持するには、ホワイトニング用歯磨き粉を使用するのがおすすめです。
記事前半のランキングを参考にしてみてください。
生まれつきや神経を抜いて黄ばんだ歯を白くしたい
テトラサイクリン歯や神経を抜いて変色してしまった歯は、そもそも着色ではないので、歯医者の漂白ホワイトニングであっても、ホワイトニング歯磨き粉であっても白くすることは難しいです。
そういった特殊なケースでは、ラミネートベニアなどの被せ物で歯を白くする方法もあります。
参考:ラミネートべニアによる歯のホワイトニングを解説。相場料金と効果、メリット・デメリット
オススメ出来ないホワイトニング方法
意識して街を見ていると、世間には歯のホワイトニング商品で溢れかえっています。
中には歯科医学の観点からオススメできないホワイトニング方法や商品もあります。
歯の消しゴムを使ったホワイトニング
Amazonや薬局で数百円で売っているため試してみたくなるのですが、歯の消しゴムはホワイトニング効果が無い上に、歯のエナメル質を傷つけて着色を進行させるのでやめておきましょう。
参考:歯の消しゴムを使ったホワイトニングの効果とメリット、デメリット
激落ちくん歯みがきシートという商品もありますが、こちらも同じ理由から、エナメル質の表面を削ってしまうのでオススメできません。
海外から個人輸入したホワイトニング商品
アメリカなどでは、過酸化水素(オキシドール)を配合した商品が市販されています。
ホワイトニングテープやホワイトニングペンなどもそのうちの1つです。
過酸化水素は日本の薬事法では危険薬剤に指定されているので配合された商品は日本では市販されていないのですが、個人輸入であればアメリカから購入することが出来ます。
しかし、オキシドールは歯や歯茎へのダメージが大きく、虫歯になりやすくなったりしますし、無カタラーゼ血症といった禁忌症を持つ使用してはいけない人もいます。
危険なので個人輸入でアメリカのホワイトニング商品を購入するのはやめておきましょう。
参考:ホームホワイトニングキット「オパールエッセンス」の効果や特徴。使用上の注意点
参考:クレスト3D ホワイト ストリップスの種類と効果や特徴。口コミ評価は?
過酸化水素・過酸化尿素を含んだ海外製ホワイトニング歯磨き粉
オススメはしませんが、過酸化水素・過酸化尿素を配合した海外製のホワイトニング歯磨き粉もいくつかあります。
劇薬指定オキシドールを含んでいるため日本では販売禁止なので購入できません。
しかし、最近ではインターネット通販を利用して、並行輸入品を購入するなどして個人輸入をすることが可能です。定価10ドル(1100円程度)の商品を買うのに4,000~5,000円くらいになります。
※前述の通り、日本人は欧米人に比べてエナメル質が薄いので、欧米人が普通に使っているからといって安心して使わない方が良いです。永久歯にダメージを残し、虫歯になりやすくなる、着色しやすくなるといったデメリットを理解して自己責任での利用となります。
SuperSmile
スーパースマイルは日本でも同じ名前で販売されていますが、アメリカのものとは配合成分が全く別物です。
モノフルオロリン酸ナトリウムが主に配合された商品です。
⇒「スーパースマイル」の効果レビュー。海外で人気のホワイトニング歯磨き粉
REMBRANDT
REMBRANDTは赤パッケージと緑パッケージで配合成分が異なります。
緑パッケージのものは、ピロリン酸など日本のホワイトニング歯磨き粉と同様の成分です。
一方で赤パッケージは、Peroxide(過酸化尿素)が配合されています。
両方ともアメリカで7ドル程度ですが、日本から個人輸入すると4,000円程度のようです。
colgate オプティックホワイト
海外で有名なColgateのホワイトニング歯磨き粉です。
hydrogen peroxide(過酸化水素)が配合されています。
日本から個人輸入すると1,500円程度+海外送料(2,000~3,000円)のようです。
⇒「colgate オプティックホワイト」の成分とホワイトニング効果