歯が黄色い人は電動歯ブラシを使うべき?ホワイトニング効果と注意点

こんにちは。歯科衛生士のシホです。

最近、沢山の種類が売られている電動歯ブラシ・音波歯ブラシ。

中には、ヤニの除去や着色除去などホワイトニング効果をうたった商品も多くあります。

しかし実際のところ『電動歯ブラシ』の効果や注意点は歯科医院に行って教えてもらわないと知らないこともあります。

今回は歯科衛生士の観点から、電動歯ブラシのホワイトニング効果や使用上の注意点について解説します。

電動歯ブラシの着色除去効果を最大化させるならホワイトニング歯磨き粉との併用がおすすめです。

下記の記事では、歯科衛生士の観点からオススメのホワイトニング歯磨き粉を紹介していますので参考にしてみてください。

⇒歯科衛生士が選ぶ「歯を白くするホワイトニング歯磨き粉」ランキング

生まれつき歯は少し黄色いもの

電動歯ブラシのホワイトニング効果について知る前に、歯の色の見え方と黄色くなる原因を説明します。

歯の構造、エナメル質と象牙質
まず歯は元々真っ白ではなく、生まれつき少し黄色っぽいものです。

歯の構造は上図のように層になっていてエナメル質・象牙質・神経とわかれています。

エナメル質は白く半透明で、象牙質は黄色っぽい色をしています。

私達が見ている通常の歯の色は、エナメル質を透過して象牙質の色を見ています。

そのため元々の歯は若干クリーム色っぽくて真っ白ではないというのをまず理解しておきましょう。

vita-shade-guide日本人平均

分かりやすく歯医者で使用するシェードガイドで見ると、A2~A3の間が日本人の平均的な歯の色となります。

つまりホワイトニング歯磨き粉は、歯のエナメル質に沈着した色素を落とすことは出来ますが、元々の歯の白さ以上に白くすることは出来ません。

シェードガイドで言うところの日本人平均の左側あたりまでは白く戻すことが出来るということですね。(もちろん個人差はありますが)

 

歯が黄色い、白く見えない原因は何か

元々少しクリーム色っぽいのが生まれつきの歯ですが、現代人の食生活では何もケアをしていないとどうしても着色が進行していってしまうものです。

それでは歯の着色の原因はなんなのでしょうか。

喫煙による着色

「ヤニ」とも言われますが、茶色くこびりつくこともありますが最初は歯に少しずつ黄色く着色していきます。

喫煙による歯のヤニ着色は、タバコの煙に含まれる黒い成分タールによるものです。

喫煙によって肺が真っ黒になった写真を見たことがあるかと思いますが原理は同じです。

参考:タバコのニコチン・タールによる歯の黄ばみやヤニ着色の落とし方

コーヒーやお茶による着色

コーヒーや紅茶、お茶は歯に着色しやすい飲み物だと言われています。
特にコーヒーは着色しやすく茶色や黄色に歯に色をつけてしまいます。

これはコーヒーや紅茶に含まれるタンニンという色素が歯のエナメル質に吸収して色素沈着してしまうためです。

⇒参考:コーヒーや紅茶で歯が黄ばむ理由と予防法、落とし方を解説

酸性の食べ物や飲み物

酸は歯の表面のエナメル質を溶かします。
そのためグレープフルーツやレモン、クエン酸を含むものなど酸味がキツイものを好む方は、エナメル質が溶けて薄くなり、象牙質の色がより見えやすくなって歯が黄色く見えることがあります。

またビールやコーラも、エナメル質が溶ける脱灰を起こすのに十分な酸性度を持っています。

⇒参考:ビールによる歯の黄ばみの原因と予防法と落とし方

ヤニとコーヒーの着色で黄色い歯

ちなみに↑は、私がオススメしているホワイトニング歯磨き粉を2ヶ月間使用する前の黄色かった頃の兄の歯です。

見事にタバコのヤニと毎日のコーヒーで黄ばんでいる着色歯でした。

タバコを吸っている方やコーヒーを頻繁に飲む日本人の多くは、このくらい黄ばんでいるケースが多いですね。

 

生まれつきの白さ以上に歯を白くするのは電動歯ブラシでは無理

電動歯ブラシによるホワイトニング効果は、歯のエナメル質に沈着した色素を落とすことです。

象牙質の色を白くすることは出来ませんので、生まれつきの歯以上に白くすることは出来ません。

それこそ真っ白な色の歯にしたい場合は、歯科医院で漂白剤を使ったホワイトニングをする必要があります。

ただし、歯科医院のホワイトニングは、過酸化水素という劇薬を使用した漂白ですので、歯へのダメージが大きいです。

虫歯になりやすくなる、着色しやすい歯になるといった大きなデメリットがあるのでオススメ出来ません。

⇒歯医者のオフィスホワイトニングの相場料金と効果、メリット・デメリット

電動歯ブラシの黄ばみ除去・ホワイトニング性能について

音波歯ブラシで歯の黄ばみやヤニ着色を除去

さて、注目されている『電動歯ブラシ』なのですが種類が沢山あり、金額もピンからキリまで様々です。

最近では色々なモードに切り替えられる『電動歯ブラシ』が増えてきたのですが商品によっては着色除去モードができるものがあります。

家電量販店で売られているものは少々高いものが置いてありますが、電動歯ブラシは歯科医院でも売られており、歯科衛生士さんや歯科医師から直接指導を受けられるので歯医者で買うのも1つの手です。

最近の一般的な『電動歯ブラシ』は音波ブラシと呼ばれていて高速振動で毛先が動き歯の隅々を磨いてくれます。

奥歯など磨くのが難しいところも自動的に動くので汚れを取ってくれます。

また『電動歯ブラシ』の種類にもよりますが先端のブラシを変えることで色んな種類の歯ブラシの毛先に変えることが可能なため、普通の歯ブラシと違い何通りの使い方も可能です。

洗浄力は通常の歯ブラシと比べて圧倒的に高いので、通常の歯ブラシを使うのと比較すればホワイトニング効果はあると言えます。

 

知っていてほしい!電動歯ブラシの使用上の注意点!!

『電動歯ブラシ』は隅々の汚れを除去してくれてとても便利なものなのですが使い方を間違えると歯を傷つける危険性もあります。

歯ブラシの動かし方に注意

これも普段のブラシと違い自動で動くため『電動歯ブラシ』を、普通の歯ブラシのように動かすと歯に負担がかかり歯を傷つけてしまいます。

『電動歯ブラシ』は歯に押し当てるようにし、自ら動かすのは磨く部位を変えるときだけにしましょう。
いつものように横に動かすのは絶対にさけてください。

研磨剤が含まれている歯磨き粉はNG

『電動歯ブラシ』は自分で動かすブラシと違い、自動で高速に微振動を繰り返します。

そのため研磨剤を含んだ歯磨き粉を使用すると歯のエナメル質を傷つけて、虫歯になりやすくなったり着色しやすくなってしまいます。
歯磨き粉は、研磨剤を含まないものを使う必要があります。

着色除去効果を最大化するならホワイトニング歯磨き粉と併用

電動歯ブラシは、磨き残しを減らす効果は大きいですが、歯の着色を除去する効果は正直あまりありません。

ただ、着色除去効果の高いホワイトニング歯磨き粉と併用することで、歯の黄ばみをかなり取ることが可能です。

以下の記事では、歯科衛生士の観点から選んだオススメのホワイトニング用の歯磨き粉を解説しています。

オススメのものは研磨剤不使用ですので、電動歯ブラシ・音波歯ブラシでも安心して利用可能です。

⇒歯科衛生士が選ぶ「歯を白くするホワイトニング歯磨き粉」ランキング