こんにちは!歯科衛生士のシホです。
オフィスホワイトニングはいろいろな歯科医院で行われていますが、クリニックによって施術にかかる時間が異なります。
これは、その歯科医院がどのようなホワイトニング機器を導入しているかにも関係してきます。
本記事ではレーザーを使ったホワイトニングの特徴や相場料金、メリット・デメリットについて解説します。
レーザーホワイトニングとは?施術方法について
基本的にほとんどの歯科医院でのホワイトニングは、過酸化水素(オキシドール)とよばれる薬剤を歯に塗ることで漂白をする施術になります。
髪の毛のブリーチの強力版といったイメージです。
過酸化水素の漂白作用は、熱を加えることで促進されます。
レーザーホワイトニングは、過酸化水素が酸化処理されて漂白作用が出る反応のスピードを、レーザーで温度を上げて加速させ、短時間で効果を引き出すホワイトニング法です。
美容室で過酸化水素を使ってブリーチをする際に、温度を上げる機械を頭の周りに当てるのも似たような原理ですね。
過酸化水素は体温だと色素を分解するのに数時間かかるといわれていますので、オフィスホワイトニングでは、各クリニックによっていろいろな光照射機器を使用して熱を加えるわけです。
中でもレーザーは集中的に高熱を与えることができるため、薬剤の酸化のスピードが早く10分程度でホワイトニング施術が完了できるとされています。
またレーザーがホワイトニング剤に含まれている分子に共鳴して効果を発揮することもあり、歯や歯茎に対する熱刺激が少なくてすむのに加え、ごく短時間で施術が終わるため、歯へのダメージや痛みが少なくなりやすいといわれています。
(ただし、痛みには個人差があります)
レーザーホワイトニング施術方法
もちろん歯科医によって違いはありますが、レーザーホワイトニングは一般的に下記のような流れで施術を行います。
- ホワイトニングを行う歯に対してPMTC(歯のクリーニング)を行う
- 歯茎の保護剤を塗布する
- 歯の表面にホワイトニング剤(過酸化水素)を塗布する
- レーザーを照射
- メニューによって3と4を複数回繰り返す
- 薬剤と歯茎の保護剤をきれいに除去する
- 歯の表面をフッ素コーティングする
レーザーホワイトニングの効果、効果が出るまでの期間
レーザーホワイトニングでは、3~5回の施術でシェードグレードでいうと2~3トーン白くなるといわれています。
従来のオフィスホワイトニング法より高い効果で即効性が期待できます。
人によっては落ちにくい人やもっと白い歯を希望する人もいますので、その場合はさらに複数回ホワイトニングを繰り返します。
レーザーホワイトニングの来院回数と効果持続期間
レーザーホワイトニングは、来院したその日で完了します。ただしもっと白くしたい人は複数回来院して繰り返します。
ある程度、歯が白くなったという効果を実感するには3~5回程度の通院になるケースが多いのではないでしょうか。
基本的に、歯医者での過酸化水素によるオフィスホワイトニングの効果持続期間は6~12ヶ月程度とされており、レーザーホワイトニングも同様です。
ただし食生活や日々のお手入れで差が出ます。
効果の高いホワイトニング歯磨き粉を毎日使用することで、かなり長期間もしくは使用を継続する限り白さを継続できます。
効果の高いホワイトニング歯磨き粉のおすすめランキングは下記の記事を参考にしてみてください。
⇒歯科衛生士が選ぶ「歯を白くするホワイトニング歯磨き粉」ランキング
レーザーホワイトニングの相場価格。保険は適用外
レーザーホワイトニングに限らず、オフィスホワイトニングは美容目的の審美治療のため保険が適用されません。
そのため費用はやや高くなります。クリニックによってトータル料金と1本ずつの単価料金で設定しています。
相場料金としては下記のとおりです。
- 全部の歯:30,000~100,000円/1回
- 1本につき:3,000~5,000円/1回
効果が出るまでに3回通院した場合は3回分の料金となりますので、効果持続時間6~12ヶ月と考えると結構高価ですね。
レーザーホワイトニングのメリット
レーザーホワイトニングにはさまざまなメリットがあります。
ここでは他のホワイトニング法と比較したメリットをピックアップしてみましょう。
- 他のホワイトニング方法よりも即効性がある
- 漂白のため生まれつきの歯以上の白さに出来る
- 歯を削らなくて良い
レーザーホワイトニングのデメリット
レーザーホワイトニングのデメリットにはどのようなものがあるのか、他のホワイトニング法と比較して紹介します。
- 歯のエナメル質をもろくして虫歯になりやすくなる。今後、着色しやすく歯になる。
- 漂白のため不自然に白くなりすぎる
- レーザー取扱にテクニックが必要。歯科医の技術に左右される
- レーザーによって施術時の歯へのダメージが異なる
(アルゴンレーザーが歯へのダメージが比較的少なくオススメ) - 費用が高い
レーザーホワイトニングはこんな人にオススメ
レーザーホワイトニングは、即効性に優れたホワイトニング法で短時間でできるので施術中の負担が少ないです。
レーザーホワイトニングは、こんな人にオススメです。
- 歯を削らずに自分の歯のままで白くしたい人
- 面接や結婚式などの予定があり早く白くしたい人
- 忙しくて時間がなかなか取れない人
ただし、レーザーホワイトニングはオススメできない人もあります。
下記のような人にはレーザーホワイトニングは施術することが出来ません。
- 無カタラーゼ症の人
- 光過敏症の人
- 知覚過敏のある人
- 妊娠中や授乳中の人
- 歯周病や歯肉炎がある人
- 乳歯のある子ども
レーザーホワイトニングの前に他のホワイトニング方法も検討してみて
さてレーザーホワイトニングについて解説してきましたが、本サイトではレーザーホワイトニングは基本的にオススメしていません。
一番の大きな理由が歯へのダメージです。
歯科医院でのホワイトニングは、過酸化水素(オキシドール)という髪の毛のブリーチ剤に使用される劇薬が、かなりの高濃度で使用されます。
確かに歯が白くなるのですが、歯へのダメージは相当なもので、虫歯になりやすくなったり、今後着色がしやすい歯になってしまいます。
過酸化水素を使った漂白じゃなくても落ちる歯の着色なのに、わざわざ高いお金を出して審美歯科でホワイトニングしなくてもいいのではないか?
というのが現場で働いている私の素直な意見です。
永久歯は一生に1本しか生えてこない大事な物ですので、慎重に考えて施術を検討しましょう。
歯の黄ばみ除去にはホワイトニング歯磨き粉がオススメ
過酸化水素を利用しないホワイトニングでも、一部のホワイトニング歯磨き粉ではしっかりとしたホワイトニング効果を得ることができます。
もちろん自宅での歯磨きでは、歯医者のホワイトニングのように過酸化水素と専用のレーザーで効果を促進させることが出来ません。効果が出るまでに1〜2ヶ月くらいかかることもあります。
ただその分、毎日使用することができ、歯へのダメージが全くありません。
ホワイトニング効果が出るまでの1ヶ月ほどで大体3,000~5,000円程度となりますので、歯医者での施術と比較すると圧倒的にコスパが良いですね。
その後も継続して使い続けることで、来院せずに歯の白さをずっとキープし続ける事ができるのでその点もオススメですね。
一番オススメなホワイトニング歯磨き粉はブラントゥース
私は職業柄、ホワイトニング歯磨き粉と呼ばれる商品はほとんど購入して試しています。
その色々試してきたなかで一番オススメ出来るのがプレミアムブラントゥースというホワイトニング歯磨き粉です。
植物オイルが配合されているのでヌルっとした使い心地は好みが分かれるかもしれませんが、歯のホワイトニング効果は確かにありました。
私自身は現在あまり歯の着色がないためレビュー用に兄に1ヶ月使用してもらいました。
喫煙とコーヒーで黄色くなっていた兄の歯が、かなり白くなりました。
あと歯茎の色も健康的にピンクになって、30代後半の兄の笑顔が若返った感じがします。
歯や歯茎の色って笑うとかなり目立つので、男性や女性でも若い笑顔を取り戻すのにはいい商品だなと思います。
実はこの商品、日本で発売されて間もないのですが、ホワイトニング先進国であるアメリカ・イギリス・イタリア・フランス・スペインの5カ国で売上1位を誇っています。
2017年に日本でも販売開始になりました。
欧米で好まれるオーガニック成分で安心して使える、歯のダメージが無く、確かなホワイトニング効果があるので、売上1位の人気になっているようです。
発売開始キャンペーン中なので、90日間の返金保証付きというところも安心して購入できる点ですね。
色々なホワイトニング商品を比較したなかで、成分の安心度と着色除去効果はずば抜けていると思います。
研磨剤が使用されていないので、電動歯ブラシと併用することも可能です。
デメリットとしては、歯磨き中の泡立ちが無いことです。
発泡剤フリーなので歯茎の健康には良いのですが、泡立ちのある歯磨き粉でガシガシ磨くのに慣れている方はもしかしたら物足りないかもです。
歯医者でのホワイトニングを検討しているのであれば、一度プレミアムブラントゥースを使用してみるのをオススメします。
品薄状態が続いているようですが、販売は下記の公式通販サイトのみです。効果の解説や口コミなどが掲載されていますので見てみてください。
※2018年11月現在、公式通販のみで6,000円OFF、90日間返金保証キャンペーン中です。
歯科衛生士の観点と実際に使用してみた体験から、歯のホワイトニング効果の高い歯磨き粉ランキングを紹介していますので参考にしてみてください。