歯の消しゴムを使ったホワイトニングの効果とメリット、デメリット

こんにちは!歯科衛生士として働くシホです。

歯科医療の現場で働いていると色々と情報が入ってくるのですが、ホワイトニング関連商品は多数販売されていて、現在も続々と新商品が開発されています。

その中でも珍しいのが、歯の消しゴムと呼ばれる商品です。

歯の着色や黄ばみ・ヤニを消しゴムで消すようにきれいにできるという商品ですが、その実際の効果や注意点などを解説しましょう。

歯の消しゴムによるホワイトニングとは

簡単に言うと、歯の表面を消しゴムのようなもので擦ることで着色、黄ばみ、ヤニを落とすといった商品です。

シリコンでできたゴム状のものでドラッグストアやAmazonなどの通販サイトでも市販されています。

500円から高いもので3,000円程度と安価なので使ってみようかなという人も結構多いでしょう。

種類が豊富で形や色合いはさまざまです。

中には別売りの研磨剤を併用することで黄ばみも落とせるとうたっているものもあります。

歯の消しゴムには、どんな商品がある?

歯の消しゴムの商品は色々ありますが、ここでは数点紹介します。

歯の消しゴム トゥースティック ダブル

歯の消しゴム トゥースティック ダブル

東京企画販売という会社から発売されている商品です。Amazonで478円くらいです。

フラット型のものとペン型のものが2本入っていて、細かい歯の隙間まで届くようになっています。

材料は、ABS樹脂、ポリスチレン、シリコンゴム、研磨剤(無水ケイ素)、天然ハッカ、キシリトールなどです。

材料を見ると、研磨剤入りのゴムで歯の表面を削っているということがわかります。

 

ステインバスター

JDBネットワーク ステインバスター

JDBネットワークという会社のステインバスターという歯の消しゴムです。Amazonで500円程度です。

歯間ブラシのような形状のプラスチックの先にゴムがついていて奥歯まで届くようになっています。

消しゴム部分の材質にはラテックスゴムという記載のみですので基本的には、ただのゴムです。

ステインイレイサー スリム

ステインイレイサー プラチナケア

エビスという会社から販売されているステインイレイサー スリムという歯の消しゴムです。Amazonで350円程度です。

材質や成分の記載が全くないのですが、おそらくシリコンゴムですので、ステインバスターと同様にただのゴムか、トゥースティックのような研磨剤入りシリコンかでしょう。

 

歯の消しゴムのホワイトニング効果

販売されている歯の消しゴムの原材料と使用方法を一通り見てみましたが、この商品は研磨剤入りのシリコンゴム(もしくはただのゴム)で歯の表面をこすって、表面の黄ばみや汚れを落とすというものです。

ヤスリで歯をこすっているようなイメージですので、あくまでも歯の表面のエナメル質の磨き残しを落とすクリーニングのための道具と考えた方がいいでしょう。

意外と材質が脆いので、使っているとドンドン折れて崩れていってしまうのが難点です。

凹凸の多い口腔内では、歯の隙間などの細かい部分まで消しゴムで擦ることは不可能ですので、あくまでも歯の平面に限定した効果となります。

使用後は歯面がつるつるになった感覚があるでしょうが、実際には歯垢などの細菌は、隣接面や歯頚部、咬合面の溝などの凹んだ部分に残留します。

歯磨きを別途行わなければ、虫歯(齲蝕)や歯周病になる可能性がありますので注意してください。

消しゴムでつるつるになったと油断していると、他の疾病を引き起こす原因ともなりかねません。

端的に言えば「ホワイトニング効果は無い」と言えるでしょう。

使用後になんとなく歯の着色が取れたような気がしますが、これは歯の表面のエナメル質を削ってしまったことによるものです。

 

歯の消しゴムは使用に注意

研磨剤入りの歯の消しゴムで歯をゴシゴシ擦るのは、歯に紙ヤスリをかけているようなイメージです。

歯の表面のエナメル質を削って傷つけているので注意しましょう。

エナメル質が傷つくと下記のような悪影響があります。

  • 虫歯になりやすくなる
  • 歯の着色がしやすくなる
  • 歯のツルツル感がなくなる
  • 光が乱反射するので歯がくすんで見えるようになる

 

以上のように、使用後すぐは歯の黄ばみやヤニなど着色が落ちた気がしますが、歯の表面を削ってしまうことで様々な悪影響が懸念されますので、使用はオススメできません。

 

歯の消しゴムのメリットとデメリット

<メリット>

  • 安い
  • 比較的どこでも購入できる
  • 使い方が簡単
  • 携帯性に優れているのでどこでも使える

<デメリット>

    • 歯のホワイトニング効果は望めない
    • 隣接間などの凹んだ部位には使えない
    • 歯面のエナメル質を傷つけたり摩耗する恐れがある
    • 歯の着色、黄ばみ、ヤニを促進する
    • 虫歯になりやすくなる

 


以上のように、歯の消しゴムは安価でホワイトニング効果があると宣伝されているため、試してみたくなる方も多いかと思いますが、歯科衛生士の立場からは使用はオススメできません。

歯のホワイトニング効果もほぼないと考えたほうがいいでしょう。

自宅で手軽に歯のホワイトニングをするのであれば、ホワイトニング歯磨き粉の使用をおすすめします。

以下の記事でオススメのホワイトニング歯磨き粉について解説していますのでご参考ください。

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