歯を白くするホワイトニング効果のあるガムの効果と種類

コンビニなどのガムのコーナーでは、歯を白くするガムが販売されています。

これらのガムに実際に歯を白くする効果があるのかなどを歯科衛生士の立場から解説したいと思います

 

歯を白くするガムにはどんなものがあるか

歯を白くするガムとして現在販売されているものには次のようなものがあげられます。

キシリトールホワイト シャインミント味

xylitol-white-shinemint

 

メタリン酸ナトリウムとキシリトールを配合。グレープフルーツとミントのすっきりした柑橘系の味わいです。

パッケージもホワイト&ゴールドカラーで女性にも好まれる高級感をアピール。

キシリトールホワイト チャームミント味

キシリトールホワイト シャインミント味

メタリン酸ナトリウムとキシリトールを配合。

洋ナシ香料を使って大人のふんわりとした甘さとミントの爽やかさが楽しめます。

ホワイト&ソフトグリーンのチャーミングで柔らかい雰囲気のパッケージです。

歯を白くするキシリトールガムの成分とメカニズム

歯を白くするキシリトールガムの成分とメカニズム

キシリトールホワイトガムには、メタリン酸ナトリウムという成分が配合されています。

メタリン酸ナトリウムは、(NaPO3 )という分子式です。

金属イオン封鎖作用や洗浄作用を持ち、さまざまな医薬品などに使用されています。

医薬品では、抗生物質製剤に配合されて血中濃度を維持する目的で使われており、歯科業界では歯石沈着を予防し着色汚れ除去効果を期待できるとして歯磨き粉に含まれていたりします。

 

さらにメタリン酸ナトリウムは、歯の表面であるエナメル質(カルシウムイオン)と結合しやすい性質を持っています。

そのため、色素成分とエナメル質が結合するのを阻害し、さらにメタリン酸のコーティング効果によって着色などの沈着を防止する働きがあるとされているのです。

 

歯のホワイトニング効果はあるのか?

株式会社ロッテのロッテ中央研究所ではメタリン酸ナトリウム配合ガムの抽出液がコーヒー由来の着色汚れを除去する効果があることを確認したと発表しています。
(メタリン酸ナトリウム配合ガム抽出液にコーヒー由来ステインを除去する効果があることを確認。東京歯科大学学会誌 歯科学報 第115巻第1号誌上で発表)

このように歯科医学の実験上では成果が確認されています。

 

しかし一方では、下記のような実験による論文も発表されています。

メタリン酸ナトリウムはエナメル質表層に吸着されるが, 化学的な反応はないと考えられる. 着色抑制効果に関しては, 24時間まではコーヒーによる明度の低下を抑制したが, その効果は48, 72時間は持続しなかった。

漂白後エナメル質に対するメタリン酸ナトリウムの着色抑制効果と吸着性の評価

 

さらに、実は市販されているガムに含まれているメタリン酸ナトリウムは非常に微量なため、それほど積極的なホワイトニング効果はみられないという声も多く聞かれます。

ですので、このガムを咬むことでホワイトニング効果は期待はあまり出来ないと考えておいたほうがいいでしょう。

ただ、ごく微量とは言えメタリン酸ナトリウムを含んでいますので、毎日継続的に噛むことで、唾液の分泌促進効果による洗浄作用も相まって着色がしにくくなることは予想できます。

着色してしまった歯を白くする効果ではなく、着色を予防する効果が若干ある程度に考えるといいでしょう。