歯を白くする方法としては、歯に薬剤を作用させて漂白したり、着色汚れや黄ばみなどを除去する方法が一般的です。
でも、結婚式や大事なお見合い、プレゼンの日など「歯を今すぐ白くしたい!」というシーンもあるものですよね。
そういったときに効果的なのが、歯のマニキュアの存在です。
歯のマニキュアはかなり以前から使われています。
とても歯の白い芸能人が、歯のマニキュアをしているといった話などは歯医者や歯科衛生士を目指す人達の中では常識だったりします。
では具体的に歯のマニキュアやホワイトニングペンの効果成分やメリット・デメリットについて説明していきましょう。
歯のマニキュアとは
歯のマニキュアはその名のとおり、歯の表面に塗るマニキュアです。
爪に塗るマニキュアと同じようなものと考えるといいでしょう。
ホワイトニングをする時間がない、今すぐ真っ白にしたいというピンチな時でも、歯面に白いマニキュアをして着色を隠すことでたちまち白い歯を作り出すことができるアイテムです。
歯のマニキュアには、ドラッグストアやAmazonなどで購入できる市販のものと、歯医者で施術してもらえるマニキュアがあります。
歯科用に作られたものは、市販のものに比べて持続期間も長いうえに色合いも選べます。
歯面に直接塗布するので即効性があり、一時的にすぐに白くしたい人にはお勧めです。
突然の予定などには便利な商品といえるでしょう。
誰にも気づかれずあっという間に白くできるものの、塗り方にコツが必要なので練習が必要かもしれませんね。
塗りムラがあると剥がれてしまうこともあるようです。
市販の歯のマニキュアにはどんな商品があるの?
市販の歯のマニキュアをいくつか紹介します。
ハニックDC:1,800円
ハニックという会社から販売されている人気のあるマニキュアです。
元祖歯のマニキュア的存在です。ボトルタイプで歯の表面の汚れを落とした後に、マニキュアのようにして塗っていきます。
効果は約12時間続き、食事でも落ちにくいようです。
使用されているのは天然樹脂で体にも安全だということです。
パッケージに4色種類があって、それぞれ下記のような特徴があります。
- 青パッケージ:透明感のある白い歯。もともと歯が白い人向け
- 赤いパッケージ:真っ白で美しい歯。
- 紫のパッケージ:パール配合で光沢感のある白い歯
- 黄色のパッケージ:自然な白い歯
初めて使用する方は、歯が白すぎて不自然に感じないように、黄色いパッケージのものから使用することを個人的にはオススメします。
胡粉美人歯マニキュアEX:1,980円
ホタテの貝殻由来のカルシウムをはじめとした胡粉という成分を配合した歯のマニキュアです。
胡粉とは古来から日本人形の顔料(白塗りした人形)として使われていた安全な成分とのことです。
厚塗りをすることで、銀歯を隠すことも可能のようです。
アンジェオーラシリーズ:2,800円
ペンタイプのマニキュアです。
12時間持続するカラーと光沢でウォータープルーフ加工があります。
天然樹脂で体にも安心。歯磨きで除去可能です。
※カラーは全2色
「シャイニーホワイト(パール系のゴージャスな白さ)」
「クリアコート(透明で着色予防に)」
市販の歯のマニキュア使用方法
塗り方は爪のマニキュアと同じように薄く均等に塗るようにするとうまくいきます。
- ブラッシングをして歯面の汚れを除去しておく
- キャップを締めた状態でよく振る
- 歯についた唾液などの水分をティッシュやガーゼで拭き取る。
唾液が流れてくるため、ガーゼなどを丸めて口唇と歯肉の間に挟み込むとうまくいきます。 - 歯面にむらなく塗っていく。
一度に多量を塗ると厚みにムラが出るので少しずつ薄く塗っていくといいです。 - 1歯に対して2~3回程度、歯の根元(歯頚部)から切端に向けてさっと塗る。
薄く塗ることで均等にきれいに塗ることができる。 - 一気に数本ずつまとめて行うのがポイント。
- 10秒程度乾燥させる。
重ね塗りする場合は乾燥を待ってから行う
歯科医用の歯のマニキュア
歯科医院で塗ってもらう歯のマニキュアは「ホワイトコート」などとも呼ばれます。
保険適用外で自費診療10,000~50,000円程度です。
ただ、使用するマニキュア剤や仕上げ方などによって料金に大きく幅があり、例えば、銀座・渋谷に店舗のある審美歯科ティースアートでは、歯1本あたり6,000〜35,000円となっています。
効果は数日程度持続します。
1回で理想の白さにすることができます。
失活歯や補綴物など歯の条件に関係なく使用できるので、どんな歯でも同じ色調にそろえることが可能です。
保険適用外ですので、値段が高く付いてしまうのが難点です。
歯科医院で受ける歯のホワイトニングマニキュアの手順
- 事前に治療やクリーニングを行う
- カウンセリングで希望のシェード(色味)を決める
- ベースコートの塗布
- ホワイトコートの塗布
- 光を照射して乾燥させる
- トップコートでコーティングし、再度、光照射で乾燥させる
歯科医院での施術はおおよそ1時間程度で終わります。
メリット・デメリット
市販のマニキュアのメリットとデメリット
<メリット>
- すぐに白くなる即効性
- どこでも簡単に使える
- 価格が安価
<デメリット>
- 塗りムラができることがある
- 長時間は持続しない。12時間程度
- あまりに白くなりすぎて違和感があることも
歯科医院で行うマニキュアのメリットとデメリット
<メリット>
- 1回で理想の白さになる
- 1~3ヶ月と比較的長く持続する
- 歯の条件に関わらず均等な色にそろえられる
- 塗りムラがなくきれいに仕上がる
<デメリット>
- 市販品に比べて価格が高い
- 徐々に剥がれてくる
- 市販品のように好きな時間に好きなタイミングでできない(予約が必要)
歯のマニキュアはこんな人におすすめ
- 1回で確実に効果を出したい人
- 時間的な余裕がない人
- 目的とした白さが決まっている人
- すべての歯をまんべんなくきれいにしたい人
まとめ
最近日本でも購入できるようになってきたホワイトニングマニキュアの成分情報や使い方、いかがだったでしょうか。
デメリットとしては、やはり1日程度のホワイトニング効果しか無い点が大きいですね。
根本的に歯の着色を除去する歯のホワイトニングを試したい人は、日本でも購入できるホワイトニング歯磨き粉から試してみることをオススメします。
[blogcard url=”http://teeth-white.xyz/whitening-toothpaste-ranking/”][/blogcard]