こんにちは!歯科衛生士のシホです。
今回は、歯科医院でのホワイトニングで使用されることのあるTiONホワイトニングの仕組みやホワイトニング効果、注意点について解説します。
TiONホワイトニングとは
歯科医院でのホワイトニング薬剤として厚生労働省が認めているのは1998年発売の「松風ハイライト」、2006年発売の「ピレーネ」、10年発売の「ティオンオフィス」の3種で、美容歯科医はこのいずれかを使っています。
3つの中で最も新しい、ティオンホワイトニングは、株式会社GCが開発した歯科医院向けホワイトニングシステムのことです。
株式会社GCはコンシューマー向けにも歯科材を販売していて、歯ブラシ・デンタルフロス・歯磨き粉などの商品があります。
ティオンオフィスホワイトニング
トヨタが開発した最先端の光触媒技術(V-CAT)と二酸化チタンが反応する385nm~415nmの波長を持つ光を使用したレーザーホワイトニングです。
銀座のTeethArtなど有名な審美歯科にも導入されています。
オフィスホワイトニングでは過酸化水素(オキシドール)約23%という比較的低濃度のホワイトニング剤を使用するシステムですが、二酸化チタンが反応するレーザーを使用することで効果的に歯を漂白する効果を得ているようです。
オフィスホワイトニングでは人体に害のある紫外線域の光を照射するケースが多かったのですが、TiONホワイトニングによって可視光線域の光を使用することが可能となりました。
ティオン ホームホワイトニング
TiONホームホワイトニングは、歯科医院のホームホワイトニング施術として導入されています。
歯科医院で診察を行い、マウスピースと専用ホワイトニング剤を処方されます。利用者は、自宅で自分でホワイトニング施術を行います。
比較的低濃度の薬剤を使用するシステムで、過酸化尿素10%の漂白剤を使用します。
NITEホワイトエクセルやオパールエッセンスなど他ブランドのホームホワイトニングと大きな差はありません。
TiONホワイトニングの相場料金
TiONホワイトニングは、複数の歯科医院に導入されているシステムですので、ホワイトニング料金は歯科医院によって異なります。
ホワイトニングは審美治療なので保険はききません。
TiONオフィスホワイトニング相場料金の例として、銀座の審美歯科TeethArtでは上下16本25,000円、上下20本31,000円となります。
ホームホワイトニングの相場料金としては、約1~5万円程度となります。
満足する効果が出るまでに使用する薬剤の量によって料金に差が出てきます。
TiONホワイトニングのメリット
まずTiONホワイトニングシステムは、過酸化水素(オキシドール)を使用した漂白治療のことです。
ホームホワイトニングでは安全性の面から]過酸化尿素の漂白剤を使用しますが、過酸化尿素は酸素に反応して過酸化水素になるので、漂白効果の原理としては同じことです。
歯のエナメル質とその内部の象牙質を漂白するので、生まれつきの歯以上に白くすることが可能なのが大きなメリットです。
また、ホワイトニング歯磨き粉などのように少しずつ着色黄ばみを除去していくのではなく、一気に漂白をするので即効性があるのもメリットです。
オフィスホワイトニングだと数回の通院、ホームホワイトニングだと2〜3週間くらいで効果を実感できるケースが多いです。
TiONホワイトニングのデメリット
TiONホワイトニングシステムに限ったことではなく、過酸化水素(オキシドール)を使用したホワイトニング全般に言えるデメリットは、
歯にダメージが残り、虫歯になりやすくなる、着色しやすい歯になる。
という点です。
過酸化水素は、厚生省でも劇薬指定されている成分です。
歯のエナメル質はモース硬度7と人体の中で最も硬いですが、髪の毛のブリーチで髪の毛が痛むのと同じで、どうしてもある程度のダメージ残ります。
エナメル質の再石灰化による自己修復は、非常に細かいミクロレベルの傷や酸蝕しか再生できないので、永久歯にずっとダメージが残ってしまいます。
しみたり痛みを感じる
知覚過敏に効果的な成分を含んでいるなど痛みなどの症状の出にくい処方に工夫がされているものの、過酸化水素の刺激は非常に強くその効果を保証するものではありません。
- 虫歯や楔状欠損、咬耗症、クラック(ヒビ)などが見られる歯
- 歯肉炎や歯周炎のある人
- 知覚過敏のある人
上記に当てはまる場合には、しみたり強い痛みが出ますので使用を控えたほうがいいでしょう。
健全歯であってもやはり痛みやしみるといった症状があったという声が見られます。
TiONホワイトニングの使用上の注意点
TiONホワイトニングは過酸化水素を使用するため、施術をしてはいけない禁忌症があります。
Tionホワイトニングの禁忌症
- 無カタラーゼ症の人
- エチレン酢酸ビニルにアレルギー反応が見られる人
- グリセリンに対してアレルギー反応が見られる人
上記の人は絶対に使用してはいけません。
特に無カタラーゼ血症の人は、オキシドールを体内で分解することが出来ないので危険です。
特にホームホワイトニング剤はネット通販で購入できることもあるようなので注意してください。使用は歯医者で処方された場合のみにしましょう。
歯の黄ばみ除去にはホワイトニング歯磨き粉がオススメ
過酸化水素を利用しないホワイトニングでも、一部のホワイトニング歯磨き粉ではしっかりとしたホワイトニング効果を得ることができます。
もちろん自宅での歯磨きでは、歯医者のホワイトニングのように過酸化水素と専用のレーザーで効果を促進させることが出来ません。効果が出るまでに1〜2ヶ月くらいかかることもあります。
ただその分、毎日使用することができ、歯へのダメージが全くありません。
ホワイトニング効果が出るまでの1ヶ月ほどで大体3,000~5,000円程度となりますので、歯医者での施術と比較すると圧倒的にコスパが良いですね。
その後も継続して使い続けることで、来院せずに歯の白さをずっとキープし続ける事ができるのでその点もオススメですね。
一番オススメなホワイトニング歯磨き粉はブラントゥース
私は職業柄、ホワイトニング歯磨き粉と呼ばれる商品はほとんど購入して試しています。
その色々試してきたなかで一番オススメ出来るのがプレミアムブラントゥースというホワイトニング歯磨き粉です。
植物オイルが配合されているのでヌルっとした使い心地は好みが分かれるかもしれませんが、歯のホワイトニング効果は確かにありました。
私自身は現在あまり歯の着色がないためレビュー用に兄に1ヶ月使用してもらいました。
喫煙とコーヒーで黄色くなっていた兄の歯が、かなり白くなりました。
あと歯茎の色も健康的にピンクになって、30代後半の兄の笑顔が若返った感じがします。
歯や歯茎の色って笑うとかなり目立つので、男性や女性でも若い笑顔を取り戻すのにはいい商品だなと思います。
実はこの商品、日本で発売されて間もないのですが、ホワイトニング先進国であるアメリカ・イギリス・イタリア・フランス・スペインの5カ国で売上1位を誇っています。
2017年に日本でも販売開始になりました。
欧米で好まれるオーガニック成分で安心して使える、歯のダメージが無く、確かなホワイトニング効果があるので、売上1位の人気になっているようです。
発売開始キャンペーン中なので、90日間の返金保証付きというところも安心して購入できる点ですね。
色々なホワイトニング商品を比較したなかで、成分の安心度と着色除去効果はずば抜けていると思います。
研磨剤が使用されていないので、電動歯ブラシと併用することも可能です。
デメリットとしては、歯磨き中の泡立ちが無いことです。
発泡剤フリーなので歯茎の健康には良いのですが、泡立ちのある歯磨き粉でガシガシ磨くのに慣れている方はもしかしたら物足りないかもです。
歯医者でのホワイトニングを検討しているのであれば、一度プレミアムブラントゥースを使用してみるのをオススメします。
品薄状態が続いているようですが、販売は下記の公式通販サイトのみです。効果の解説や口コミなどが掲載されていますので見てみてください。
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